眼瞼下垂の治療や瞼のたるみとり、一重瞼を二重に、けがの後遺症、うまくいかなかった手術の修正。様々な目的で瞼の手術は行われます。異なる条件のもと、できるだけご希望に沿った結果を出そうと頑張っています。それぞれの写真の説明は他の場所に詳しく書いてあります。ここでは瞼の手術によって人の印象は大きく変わることだけを心に留めてください。
大江橋クリニックでは瞼の外見を美しく整え、印象を良くするために様々な治療・手術を行なっています。詳しく知りたい方ははそれぞれの関連ページをお読みください。このページだけ読んでも概要がわかるように、このページの下の方にもポイントを説明しています。
大江橋クリニックは、開院以来自然で美しい仕上がりを目指す眼瞼下垂症手術を診療の柱の一つとして積極的に行なってきました。眼瞼下垂症の診断と詳しい手術方法については別に特集ページを設けたので、詳しく知りたい方はそちらも参照してください。以下は簡単な説明です。
なんとなく瞼が重い、目を見開こうとすると眉が上がってしまう、上の方が見えにくい、遠くを見ようとすると顎が上がってしまう、首や肩が疲れる、写真を撮られる時いつもシャッターチャンスが悪い、左右の眉の高さが違ってきた、疲れているわけでもないのに眠そうと言われる、眼科の検査の時瞼を持ち上げられる、ウィンクがうまくできない、などの自覚症状がある方は、眼瞼下垂症かもしれません。
眼瞼下垂=瞼が下がる、と簡単に説明される事が多いのですが、眼瞼下垂と呼ばれる症状には、瞼を持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋やミュラー筋)の異常で起こる「眼瞼下垂症」という病気と、筋肉に異常はないが皮膚のたるみや神経の病気が原因だったり、眼瞼挙筋以外の様々な目や瞼に関係する筋肉の病気であったり、様々な場合があり、正確に診断をつけるのは結構難しい事が多いのです。
正しい診断をつけずに、あるいは目がぱっちりする手術だからと安易に考えて「眼瞼下垂症手術」を受けると、期待していたような結果とは程遠い仕上がりとなり、場合によっては修正するために様々な手術を何回も受けなければならなくなることもあります。手術前の診察はとても大切です。眼科医であっても瞼を専門としていない医師には正しい診断ができないことがあります。
眼瞼下垂症の診断をご希望の方は予約フォームから院長の診察予約を取ってください。初診の診察料は5,500円(税込)です。(自費料金表)
眼瞼下垂症かもしれない場合だけでなく、瞼の形や見た目が気になり改善したい場合、まず症状や原因について事前に十分な検討を行い、なるべく正確な診断をつけてから、それぞれの方にふさわしい手術法で治療を行うように努力しています。瞼の形が気になる方は、まず院長の診察をお受けください。
診察の結果眼瞼下垂症ではなかった場合でも、「眼瞼下垂症ではありませんでした」と言って終了するのではなく、患者さんのお悩みの症状ができるだけ改善するような他の手術法を提案したり、手術以外の治療を提案したりしています。
眼科系の先生にありがちな、単に目が開けばいいでしょうといった美容的に不十分な手術、逆に美容外科系の先生に多い、確定診断が不十分なまま一律に不適切な眼瞼下垂症手術を行い結果的に瞼の症状が改善しないというケースは、結局は修正再手術が必要となり患者さんの負担が増します。
大江橋クリニックの手術が最高というつもりはありませんが、万一十分な結果が出なかった場合もその原因を慎重にさぐり、再手術が必要な場合も術式を工夫して、多くの方に手術してよかったといっていただける結果を出しています。
瞼周囲にできたホクロ、イボ、眼瞼黄色腫や汗管腫などの瞼周りに特有なできものを、目の形に変形を残さずきれいにきれいに切り取る手術を行なっています。いわゆる逆まつげ(睫毛内反症)や瞼そのものの内反。外反症の手術も行います。
交通事故、ケガの後の傷跡や、他の手術の後遺症としての変形、傷跡の修正手術も行います。事故の後遺症などの場合は、これまで治療を受けていた医療機関からの紹介状をいただいています。他院手術後の修正手術についても同様です。以下をご参照ください。
※ 他院術後の修整手術については、可能な限り執刀医からの紹介状(診療情報提供書)をお持ちいただいています。
※ 基本的に自費美容手術の扱いになります。手術費用は難易度により税別35万円〜50万円程度となります。
大江橋クリニックでは、実は単純な二重まぶたの手術(美容外科で一般的に行われている、皮膚を切除せずに切開だけして二重にする手術)はやっていません。また、多くの美容外科で重瞼希望の患者さんの多数を占めるらしい「埋没法(糸をかけて二重を作る手術、高須クリニックで言う「プチ整形」)も、年間に数人程度しか行っていません。
一重瞼の人の瞼がひとえなのは、瞼の構造的になるべくして一重になっているので、単純に数カ所糸をかけたり、二重のラインに沿って切開して傷をつけたり縫ったりするだけで綺麗な二重瞼になる患者さんは少ないと思っています。
大江橋クリニックで切開法の重瞼手術を行う場合、ほとんどの方にまぶたのたるみがあるため、数ミリ幅の皮膚を切除しています。
2〜3ミリの切除で済む比較的若い方の場合は、皮膚切除も含めて「重瞼切開法」と考えて比較的低料金で手術していますが、皮膚を6〜7ミリ以上切除して眼輪筋や脂肪も一部取らないと瞼の形が綺麗に整わない場合は、初めから「上眼瞼たるみ取り手術」と考えて少し高めの料金設定にしています。
たるみや脂肪をとる際に眼瞼挙筋の付着部の状態を確認し、美容手術の腫れが原因で術後に眼瞼下垂が発生する危険が予測される場合は眼瞼挙筋腱膜を瞼板へ固定して手術中に目の開きを適切に調整しています。これは一部の美容外科で行っている「眼瞼下垂」の手術とほぼ同様の手術になりますが、大江橋クリニックでは重瞼手術、たるみ取り手術の一環として腱膜前転固定をする場合は、通常の重瞼手術・たるみ取り手術の料金内で行っています。
眼瞼下垂だけでなく、切除すると大きな欠損が生じる眼瞼黄色腫、まぶたの縁にかかるほくろなど切除後に再建を必要とする腫瘍切除や、他院の手術後に瞼が閉じなくなったり左右非対称になったりした瞼の傷跡の修正などを行ったり、通常の美容外科ではなかなか対応できない高難度な手術も行います。その場で見た目を出来るだけ良くすることも大事ですが、患者さんの5年後、10年後を想像して、再発や加齢による変形が予想される場合、その時困らないように今切り札を使ってしまわず温存する必要も出てきます。
眼瞼黄色腫という、まぶたの上や下に出てくる黄白色の板状の腫瘍があります。脂質異常症だけでなく、最近では心筋梗塞などの循環器疾患との関係も注目されています。
この出来物は初期のうちは平らに見えるため表面からレーザーで削ろうとする医師がいます。しかし腫瘍の本体は皮下で大きく広がっており、切除してみると大きな欠損が残りますので、レーザーで焼くのはよほど小さなものでないと無理です。本来は全摘出ですが、大きくて取りきれないこともあります。
(写真は血管の枝に沿って白っぽい粒々に見える黄色腫が奥の方まで続いている様子を示す。)
切除した後の欠損は、大抵の場合そのまま縫うと目の形(特に重瞼ライン)が変わり、皮弁術や全層植皮術で再建しないときれいに治りません。大江橋クリニックではこうしたできものの切除も行っています。
眼瞼黄色腫摘出の一例。一段目:黄色腫が広範囲に皮下深くまで浸潤しているため全摘出できず見た目の改善を優先した。右は術後2ヶ月目の傷の状態。重瞼ラインの調整は特に希望されなかったため、左右差は調整せず腫瘍の切除のみとしている。
二段目:上の7年後、再発したため再手術した。右は術後2週間目なのでまだ傷跡が目立つ。
眼瞼下垂が進行してきているが、今のところ手術希望がない。皮膚のたるみをもう少し取ると若々しい感じになるが、皮膚が足りなくなって更なる再発の際に対応できない可能性があるため残している。
眼瞼黄色腫摘出の別の一例。一段目:黄色腫は一見小さく見えるが、右に示すように切り取ってみると深い欠損が残り、そのままでは縫えない(単純に縫うと瞼の形が変わってしまう)。
二段目:瞼の皮膚全体を内側にずらすように皮弁を作ると、瞼の形を損わずに欠損部が塞げる。
右:術後1ヶ月でまだ傷は赤いが、自然な開瞼状態で特に不都合はない。
※ 上段左は術前仰臥位(仰向けに寝た状態)のため眉の挙上や下瞼のたるみが目立たない。下段右は座位のため眼瞼下垂による眉の挙上と下眼瞼のたるみが顕在化している。これらについては治療希望がないため手術していない。
まぶたの外傷の縫合やできものの切除を受けて、傷跡が残ったり見た目の左右差がはっきりしてしまった場合などの症例は、いずれこの下に追加していく予定です。
フロントグラスによる多発外傷の瘢痕の一例。救急で縫合され、傷が塞がったので治療終了となったが、皮下に細かいガラス片が多数残っていた。本人の希望で鼻や頬、額の傷は特に治療せず自然経過に任せ、眉と瞼の傷のみ、皮下に残ったガラスを取り除き再縫合して整えている。左目の腫れは、眉の下に大きなガラス片が残り開瞼を邪魔していた。再建した重瞼は時間が経てば右に揃ってくる。眼窩骨折による左頬部の陥凹変形は治療していない。
項目トップへ
上に挙げた不自然な形の耳の写真は、大江橋クリニックで治療する前の耳のごく一部です。各写真の上にポインタを置くかタップすると術後写真に変わります。
それぞれの耳がどのような治療経過を辿ったかは本サイトの耳の特集ページなどで説明していく予定※ です。
※ 現在のところ経過を詳しく見られる写真はまだ一部だけですが、結果の良いものだけでなくわずかの改善に止まったり何度も再手術が必要だったりしたものも含めて、その原因を探る試みも行っていきます。このほかの症例も順次準備を進め、がんばってアップロードしますのでしばらくお待ちください。このページでも概要を説明していますが、より詳しくは耳の変形の特集ページをご覧ください。
いわゆる「柔道耳」(スポーツ外傷後の花キャベツ状耳 Cauliflower-ear deformity)の改善や事故・暴力・けがなどによる耳(耳介)の外傷後変形の再建、耳介血腫・耳介偽嚢腫などの後に残った硬い膨らみを取り除く手術などを数多く行っています。
いわゆる柔道耳はスポーツ外傷などの挫滅と血腫を契機として変形するため、受傷の位置や頻度、出血の程度などにより形は様々です。外傷後や耳介血腫・偽嚢腫後の変形も同様に患者さんごとに形が違います。このため、こうすれば良いという一定の手術様式がありません。
多くは皮膚の中でバラバラに壊れた軟骨をできるだけ元の位置に整復しながら増殖した部分は切り取り、欠損した部分には切除した軟骨の一部を移植することにより変形した耳介をできるだけ正常に近く形成します。時間がかかり、難易度の高い手術となります。
柔道耳の例
耳の悩みと治療/いわゆる柔道耳
外傷後変形の例:暴行を受けた症例
症例追加予定
耳の悩みと治療/ケガによる耳の変形
耳介偽嚢腫・耳介血腫の例
耳の悩みと治療/耳介血腫・耳介偽嚢腫
耳介ケロイドの例:右端は他院で切除されて耳たぶがなくなった例
多くはピアストラブルに伴って耳垂(耳たぶ)や耳輪(耳の縁)に沿って発生します(ピアスケロイド)。その他、外傷ややけどによるものもあります。粉瘤と紛らわしい場合もあり、時には合併することもあります(ケロイドの中心に粉瘤があるなど)。
ケロイドは体質的な要因を持った人に、耳などに生じた傷が慢性化して治らなかった場合に発生します。ケロイドは再発傾向が非常に強く、完全切除して速やかに治癒させないと再び大きくなります。通常は術後に放射線照射が必要とされますが、耳にできた場合は適切な切除手術で完治させることができる場合が多いことが知られています。
形成外科学会・皮膚科学会などでは、耳介のケロイドに対してステロイド注射を勧めており、注射を繰り返した末に大江橋クリニックを受診される患者さんがたくさんいます。ステロイド注射でケロイドが完治することはなく、むしろ手術後の再発率が高くなるためやめていただきたい治療です。上段右端はステロイド注射、切除、再発を繰り返し耳たぶがなくなってしまった患者さんの例です。
耳の悩みと治療/耳のケロイド
スタール耳の例:耳全体を裏返したような変形の場合もある
耳介の先天異常の中では比較的多い変形ですが、形の変異が多く症状によって治し方が異なります。難しい手術の一つです。
スタール耳とは、対耳輪の形の異常で一般には存在しない3番目の脚が生じ、その部分が三角に突き出して耳輪の丸みが失われた変形です。尖って見えるため動物の耳、悪魔の耳と揶揄され、宗教的に忌避感の強い欧米では嫌われる耳の代表ですが、耳の形に寛容な日本では大人の方でも変形が残ったまま生活されている方が多いようです。
耳の悩みと治療/スタール耳
立ち耳の例:右端は他院で手術したところ不自然な折れ目が生じた
立ち耳は日本では400人に一人程度生まれると言われ、耳介の先天異常の中では比較的多い変形です。欧米では「奇形」とみなされますが、日本を含めアジアでは正常範囲の変異とみなされ、病気の範疇には入りません。
様々なバリエーションがありますが、多くの形成外科や美容外科では、一律に耳の裏側から対耳輪を切開して折り曲げる手術法を採用することが多く、このため切開したところで折れて不自然な仕上がりに悩む患者さんが多いようです。
代表的な立ち耳の症状は対耳輪の曲がりが浅く耳全体が平らに起き上がっているというものですが、実際には様々な形があり、耳の裏側の筋肉の発達が悪いために耳全体が起き上がっていることもあれば、対耳輪が横に折れてコップ耳のような変形を起こしている場合もあります。
耳介の形は人により、また左右によっても違うため、大江橋クリニックでは左右それぞれの耳を別々の方向から見たときより自然に見えるよう努力しています。標準的な手術法では対耳輪の微妙なカーブを繊細に表現できないため、少々手間はかかるものの後戻りの少ない方法を工夫しています。
耳の悩みと治療/立ち耳の手術
左2例は先天性耳垂裂の例:右2例はその他の稀な変形の例
先天性耳垂裂はピアスによる耳切れとは異なり、断面が傷跡にはなっていないものの、生まれつき組織が足りず左のようにほとんど耳たぶが存在しないこともあります。
上にあげたように、耳介上部が指で押したように凹んでいたり、対耳輪の第2脚、第3脚が存在しないのに耳輪がスタール耳のように尖っているなど、一般的でない変形も扱っています。
左から軽度の小耳症、多くの変形を合併し一部のみ他院で手術された例、ピアス部が化膿して軟骨が溶けてしまった例
症例追加予定
小耳症は耳輪を形成する軟骨が欠損していることが多く、通常は全身麻酔下に肋軟骨を採取して耳介フレームを作成して移植します。入院手術となるため大江橋クリニックでは行えません。しかし、上に示したような軽症の場合は、折り畳まれた軟骨を展開することで不十分ながらある程度の大きさの耳介を作成することができます。様々な事情で入院手術ができない場合などご相談に応じます。
複合的な変形があり一度では改善が難しい場合や、軟骨が溶けてしまっているものの皮膚は余裕がある場合など、様々な特殊例にも対応しています。
耳の悩みと治療/耳介軟骨炎・軟骨膜炎
耳たぶを大きく・小さくするだけでなく、ピアスで裂けた耳たぶの修復や拡張したピアス穴を塞ぐ手術も行っています。
生まれつき小さく頬についた耳たぶを、頬から離して少しだけ大きくした一例。頬への移行部がフェイスリフトの術後のように下に引きずられたようになっているのをやや丸く修正した。他院では耳たぶへの脂肪移植やヒアルロン酸の注入、シリコンプロテーゼの移植等を勧められたということだが、耳たぶに異物を入れると感染の可能性からピアスができなくなると言われたため、大江橋クリニックでの手術を希望した。皮弁術を行なって耳の後ろの皮膚を前にずらす方法でやや大きくした。皮膚をずらすことで塞がったピアス穴は後で同じ場所に開け直した。
耳のケロイドなど色々な耳介腫瘍を切除したり、他院の美容手術後の変形を修正したりもしています。軟骨移植が必要であったり皮膚移植が必要な耳介形成手術など高難度な手術も行います。
様々なピアストラブル(調整中)
ピアスを開ける際の位置ぎめのご相談などもしています。耳は左右対称でないことも多く、他人から見たときに綺麗に見える位置は自分で鏡を見た時とは違っていることもあります。
ピアストラブル(かぶれや痛みなど)、ピアスの穴ふさぎ、ピアスによる耳切れの修正手術なども扱います。
ピアスホールにできてしまったできもの(多くはケロイド 上図右)や耳の前後にできる腫れたできものの切除などもしています。
このほか拡大したり切れたりしたピアスホールを閉じる手術や、ピアスによる耳切れの修復、耳たぶの形・大きさを変える(小さくする、大きくする)手術も行います。耳全体の大きさをある程度変えることもできます。(いずれ写真を追加する予定です)
大きすぎる耳や耳たぶを減量したり、形を変えたりすることもできます。耳の形に悩んだら一度ご相談ください。
さまざまな耳のできもの(耳介腫瘍)を切除・再建したり、腫瘍切除後・他院での不十分な治療による耳介変形を改善することもできます。
実は耳の形を気にして手術を受けようと決心する方は、目や鼻の形を気に病む方と比べて非常に少数です。瞼の手術や鼻の手術に比べると100分の1以下だと思います。患者数の非常に少ない手術なので、実際に多くの手術を行う経験豊富な医師は全国的にも少数です。(多くの美容・形成外科クリニックのサイトでは、メニューにはあっても簡単なイラストなどだけで詳細な手術の説明や症例写真は見つからないと思います。)
例えば形成外科学会の専門医はおよそ2,000名ほどいます(2020年頃のデータ)が、小耳症など耳の形成手術を主に扱う「日本耳介再建学会」に出席する医師は例年20〜30人程度しかいません。大学病院の形成外科でも患者さんが一年に数人以下という施設もあり、手術指導が行える研修施設は全国でも片手で数えるほどでしょう。
患者さんがお住まいの近くの医療機関で適切な治療を受けられる可能性はかなり少ないと思います。実際、大江橋クリニックには東北や関東甲信越から西日本全域を含む広い範囲から患者さんがおいでになります。東京や名古屋など美容外科医や形成外科医が集中している地方からもたくさん来院します。
近くのお医者さんに相談しても具体的な話がきけない方が多いと思います。以下の説明が参考になれば幸いです。
耳介軟骨は弾性軟骨といって硝子軟骨(肋軟骨や関節軟骨、鼻の軟骨など)や線維軟骨(顎関節や半月板など)とは違う特殊な性質があり、この性質を持つ軟骨は他には耳の奥の耳管と喉の奥にある喉頭蓋軟骨だけです。 柔らかくて弾力があり、元の形に戻ろうとする性質が非常に強いため力で曲げても後戻りしやすく、戻らないように曲げるには、この性質に対する知識と「コツ」が必要です。
下記のページでは、耳の軟骨を綺麗に曲げるためにどのような工夫をしているか、基礎から分かりやすく解説しています。
以下のリンク先の「耳介形成手術の基礎」のページは、患者さんばかりでなくこの様な手術に関心のある医師の皆さんにも参考になるような技術的なお話や術中写真なども掲載しています。
※ 術中写真等血液の写り込んでいる写真も掲載しています。一般の方にはショッキングな写真もあるかもしれませんのでご覧になる場合はご注意ください。
耳介形成手術の基礎(製作中)
ここには挙げていませんが、先天的な耳の付け根の穴(先天性耳瘻管)をふさいだり副耳の切除手術は、大人であれば局所麻酔で対応できます。
耳介血腫や偽嚢腫は、比較的早期に手術するとほぼ完全に元どおりになります(症例写真参照)。高度に変形した柔道耳はケロイド体質やアレルギー・アトピーなど体質的な原因がある場合も多く、一度できれいに治すのが難しい手術です。大江橋クリニックでは再手術になる場合も改めて診察の上、規定の料金で再手術を行なっています。
立ち耳や耳たぶの形成など 一部美容外科でも行なわれている比較的難易度の低い手術だけでなく、大学病院などでも成功するとは限らない複雑な折れ耳、スタール耳などの形の異常や、柔道耳(花キャベツ状耳)などの外傷による高度な変形、他院術後の変形の修正など、普通の美容外科では対応できない手術も行います。
大江橋クリニックは入院設備がないため、肋軟骨移植を必要とする定型的な小耳症手術や中学生以下の子供の手術は行えません。入院を必要とする手術は大きな病院に行っていただくことになります。最近相次いで名人と言える先生が亡くなったり引退されたりして、ご紹介先に苦慮しています。大江橋クリニックでは局所麻酔で行える外来手術のみを行なっています。
項目トップへ
しみ、ほくろ、目元のたるみ、頬のくすみ、ハリがなくなった、ほうれい線が気になってきた、額のしわが深くなった、赤みが消えない、眉の高さが違う、鼻がテカる、毛穴が目立つ…。きっかけやお悩みはなんでもいいのです。まず相談してみましょう。なんとなく気になっていたこと、疲れているのか、歳のせいなのかとあきらめていたことが、レーザー治療で改善できることを知って、驚くかもしれません。
大江橋クリニックでは、美しく白く引き締まった、健康で若々しい肌を目指して、まずあなたの美を損なっているものが何かを2名の医師が詳しく分析します。職業・地位・ライフステージに応じたあなたにふさわしい改善法を考え、生き生きとした目の輝き・溌剌としたハリのある肌を実現する手段として、レーザー光の物理・化学的効果を駆使し、ターンオーバーの時間を短縮しあなたに本来備わった自然治癒力、免疫力を利用してあなたの個性を引き出していきます。
大江橋クリニックの美肌レーザー治療は、治療費ごとに決まったプログラムで施術スタッフがメニューの順番にレーザー光を肌に一通り照射するだけの施術とは全く違います。どのような治療かはこの下のリンク先にわかりやすく説明しています。
「大江橋クリニックについて」の中の「美肌レーザーコースは人数限定です」という項目は、大江橋クリニック独特の治療イメージが伝わるような書き方でまとめています。下の「大江橋クリニックの美肌レーザー治療」はもっとレーザーや大江橋クリニックについて深掘りしたい方のために様々な情報をたくさん載せています。中のリンクを辿って読み進めていくと、レーザー治療に対するイメージが変わるかもしれません。
大江橋クリニックの美肌レーザー治療は、基本的には、肌の表面をキズつけるような波長を使用しません。美白、メラニン減少、赤み対策、毛細血管治療、うぶ毛の減少、コラーゲン増加などに効率的に作用するように工夫していくつかの波長を組み合わせてレーザー照射をしますので、色黒の人、クスミがはっきりとしている人、お肌が荒れている人の場合は、チクっとした痛みを感じることがあります。しかし、ヤケドではないため後に残る痛みではありません。
クーリングしながら照射するので、赤みが出ても一過性で通常はその日のうちに引いてしまいます。大江橋クリニックの美肌レーザーは、痛みに弱い方も受けていただけるよう工夫していますので、心配でしたらご相談ください。クーリングの強弱を調節いたします。痛い場合は十分にクーリングしながら、1ショットずつゆっくり照射すると刺激を感じにくくなります。治療を重ねるごとにキレイな肌になり、お肌も荒れなくなります。そうなればほとんど痛みなく美肌レーザー治療をお受けいただけます。回数を重ねると、高いエネルギーで治療していてもレーザー治療中に眠ってしまう方もいます。
大江橋クリニックの美肌レーザーコースは基本的にはほんのり赤くなる程度でダウンタイムなくそのまま化粧して帰れるマイルドな治療です。それでも顎周りの引き締めなどの治療を行ううちに口周りや頬の産毛などはいつの間にか気にならない程度に減っていきます。ホクロや小さなイボも徐々に目立たなくなります。
※ そうはいってもどうしてもこのホクロやイボは早めに取ってしまいたい、という方には、その部分だけ小さなスポットで強く治療することもできます。基本的にはコース内でショットを振り分けますが、状態や数によってはきちんと麻酔をしてダウンタイムのある治療を、別料金で行うこともあります。
イボ・ホクロ・シミなどの局所的な除去
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)など細胞を蒸散して肌表面に穴をあけ削る波長は、美肌レーザー治療には基本的に使いません。美肌レーザー治療コースの醍醐味(だいごみ)は、ダウンタイムがないので誰にも知られずにこっそり治療できることにあると考えています。通っているうちに何かしらキレイになってきた。コツコツつづけると、どんどんキレイになってくる。「痩せた?」「どんな化粧品を使っているの?」「この頃調子が良さそう」などと言われ始める。そのうち「キレイ」が当たり前になってくる。もちろん日焼けの後にも、大事なお出かけの前にも、急なトラブルの解消にもおつかいいただける、そんなコース設定です。
美肌レーザー治療の主眼は、お肌の奥のコラーゲンがあるところ、メラニンがあるところ、血管があるところ、赤みがあるところなどをターゲットにし、そこにレーザーの波長を届かせて、皮膚表面はキズつけない治療です。終了直後にお化粧もしてご帰宅いただけます。
腕や脚、腋などのいわゆる医療レーザー脱毛は、美容レーザーとは別にお時間を設定して受けていただきます。必要な時間に応じてそれぞれ規定の料金がかかります。もちろん全てに部位に対して医師が直接患部を観察しながら照射しますので危険はありません。
お顔の場合、美容レーザーではフルフェイスにレーザーを照射するため、その一部を脱毛に適した照射法に変えてコース内で照射することができます。特に女性の場合、気になる口周りの産毛や生え際などは美容レーザーで薄くなりますので、改めて脱毛コースを選択いただく必要はありません。
男性の髭脱毛に関しては、一気に減らしたい場合や美肌効果を上げたい場合は、初めに1〜2回程度しっかりと脱毛レーザーを照射してから通常の美肌コースに移って治療を続けると効果的です。髭剃りに伴う肌のトラブルが減り、日常のお手入れも非常に楽になります。
🥇 大江橋クリニックの美肌レーザーコース
🥈 イボ・ホクロ・シミなどの局所的な除去
🥉 医師が行う安全な医療レーザー脱毛
脱毛やイボ・シミの治療などは美肌レーザーコースと組み合わせて同時に受けていただくことができます。費用もお得でおすすめです。それぞれのレーザー治療に関しては、以下のページを初めとしてかなり詳細に説明しています。リンクを辿ってお読みいただくと、レーザーがどのような光であるのかという理解が深まり、大江橋クリニックがレーザーを使って何を実現しようとしているのか、他のクリニックとはどのような点が異なるのかが理解していただけると思います。解説は完成した文章ではなく、毎日見直しては少しずつ表現を工夫して書き換えています。リンク先はどんどん充実させていきますので参考にしてください。
大江橋クリニックの院長は、各種の医療用レーザー機器が日本に導入され、全国に普及し始めた1990年代はじめからもう30年以上、自らハンドピースを握って直接患者さんのレーザー治療に携わってきました。
現役の医師としては最もレーザー治療経験の長い、日本におけるレーザー治療の黎明期を直接知る医師の一人です。
副院長も医師になって以来長く美容レーザー治療に従事し、自らの経験をもとにレーザーを中心とする複合治療コースという、それまで世界のどこにもなかった治療法の開発にあたってきました。
大江橋クリニックのイチオシ治療である大江橋マジックやお肌デトックスといった複合レーザー治療は、そうした治療の概念がまだ存在していなかった時代に、世界に先駆けて副院長が考案し、効果を確かめながら院長と二人で絶えず内容をブラッシュアップしつつ治療を行なってきました。今年も内容は大幅に改良され、15年前と同じ名前でありながら格段に治療効果が高くなっています。
いくつかのレーザーを組み合わせて同じ日に照射する、という似たような考え方に基づく治療は、今では全国の様々なクリニックで受けられるようになりました。しかし多くの施設では医師以外の施術であったり、医師が直接治療にあたる場合でもレーザー会社の提供するマニュアルに沿った決まったやり方での照射であることが多いように思います。直接肌の反応を見ながら臨機応変に治療の組み合わせや順序、ショット数や光の強度を変えることで、副反応を抑えながら効果の上がる治療を行うことのできる施設は今なお限られているようです。
毎月通っていただけることを意識した料金設定でありながら他にない高品質の治療を行なっていることは、大江橋クリニックのレーザー治療の最大の特色かもしれません。
項目トップへ
大江橋クリニックの手術は全て院長が行っています。限られた診療時間の中でなんでも引き受けるより、本当に自信のある分野だけを提供した方が社会に貢献できると思うようになり、お引き受けする手術の範囲をどんどん少なくしています。
他の医療機関でもできる手術はできるだけ他のクリニックにお任せし、大江橋クリニックで手術する方が良い結果を出せそうと思える場合だけ手術をお引き受けしようと思います。
それ以外は相談のみを行うことにしました。知識がリフレッシュできている分野であれば各種の治療法のメリットやデメリット、どう言った治療が向いているかなどセカンドオピニオンのご相談に応じますのでお気軽にご相談していただければと思います。
具体的には、脂肪吸引や豊胸などボディスカルプティング的なものは現在行っていません。
鼻の手術や陰部(性器)の形成、わきがの手術、レーザーによる刺青治療なども、わざわざ大江橋クリニックで行うメリットがそれほどないと考えます。
埋没法による重瞼手術やフェイスリフト手術なども現在はお受けしていません。
注入物による治療(ヒアルロン酸注射など)は安価に受けられる施設が沢山あります。症例の多いところで無難な結果を得た方が良いのではないでしょうか。
耳介形成術など耳の外観を整える手術、まぶたの美容的な手術(眼瞼下垂症手術などを含む)には一日の長があると自負しており、これらの分野を主にやっていきたいと思っています。詳細については上記の各項目を参照してください。
特に耳介の形を正常に近づける手術に関しては、実際に良い成績を上げている医療機関は全国的にも少ないようです。通える範囲で探したがどうしても見つからなかったからと北は東北をはじめ関東甲信越、西は中国四国九州からお越しになる患者さんがたくさんいます。こうした患者さんのために時間を有効に使いたいと考えています。
耳と瞼以外では、乳輪乳頭形成や傷跡の仕上げ手術、他院での術後経過に納得できないまま治療終了になってしまったケースなど、大江橋クリニックでお引き受けすべきと考えた場合にお引き受けしています。お近くの医療機関の治療で十分に効果が望める場合は診察だけで終了することがあるのでご了承ください。
美容医療では時に患者さんの希望を優先するあまり、正常な機能を破壊して外見を優先する手術が行われることがあります(いわゆるタレ目手術や目尻切開などが代表的です)。大江橋クリニックでは美容医療は健康を損なってまでするものではないと考えていますので、こうした手術は特に理由がない限り行っていません。できる限り健康を損なわない範囲での最善の治療を提供しています。
患者負担の軽減を名目に、医師が手を抜ける簡単な手技を勧める医療機関もありますが、手軽さよりも確実性を重視します。
術後のガーゼやテープはガッチリと固定しますので目立ちます。その日の快適さより、年月を経て長持ちする結果を。最終的な自然さにつながる治療を目指しています。下に挙げたのは一例です。今後ページを増やしていきます。
美容皮膚科は、肌を若々しく保つレーザー治療や正しいスキンケアの方法などを医学的な検証に基づいて提供します。
大江橋クリニックでは美容医療を、人生をより健康で美しく、若々しく過ごすための予防的、健康増進的医療と考えています。
瞬間的、刹那的な美を追い求めるあまり、その場は改善したように見えてもその後の長い人生に傷を残すような破壊的治療は行なうべきではないというのが私たちの考えです。異物の注入や、後々必ず修正が必要になるような施術は行いたくありません。
大江橋クリニックは美容診療に真剣に取り組んでいます。
ただし、最新の治療をなんでもやるというクリニックではありません。
理論的に正しく効果が確かめられているものだけを、慎重に選んで行っています。怪しげなもの、しなくても良い治療、健康に害を及ぼす可能性のある治療は避けています。
※ 写真は現在地に移転する前の美容レーザーの待合室の様子です。今はより快適にお過ごしいただけるようになりました。
まず一度美容診察を受けてみてください。
私たちは正確な診断を行うための「診察」が最も大切と考えており、診断なしの治療ほど有害なものはないと思っています。
大手の美容クリニックによくある集客のための無料相談や医療知識の乏しい無資格カウンセラー等によるセールストーク等は一切行いません。自費の初診料は税込5,500円です。診察料に見合うだけの内容はあります。
どんな相談ができるのかは、他のページを参照してください。
美容医療では時に「最新の」と銘打って、効果のあやふやないかがわしい治療を患者さんを実験台にして行われることがあります。いわゆる「先行者利得」として、「最新の〇〇治療!」「韓国で大人気の〇〇注射!」などとキャンペーンを打って効果の不確かな治療を高額で行う例が後を絶ちません。
大江橋クリニックでは美容医療は若さと健康を保つ予防医療でもあると考え、最新ではなく最善の治療を提供しています。美容を目的とする医療には保険適応がありませんが、保険外診療も医学的根拠のある安全な医療を提供するという治療の方針・方向性は変わりません。自分で費用を負担するのですから、堂々となりたい自分を目指しましょう。
なぜ実験台になりたがるのでしょう?
既存の美容医療に飽きたらない人が、新しいものを試してみたくなる気持ちもわからないではありません。
しかし、最新の機械、最新の治療法の多くはアイディアだおれで理論通りの効果を出せず、1〜2年で廃れ、消えていきます。中には多くの被害者を出したり、理論自体が否定されたりするものもあります。
大江橋クリニックでは、新しいものはまず疑いの目で見ます。1年か2年様子を見て、副作用報告や失敗例の学会報告が出揃うのを待ちます。多くの施設で安全に使用でき、特に危険な要素がないものだけを慎重に取り入れていきます。
大江橋クリニックでは最新の治療は受けられません。それが信頼と安心につながるのだと考えています。
副院長(小川基美医師)の一人一人の診察に時間をかけた親身で丁寧な診察には定評があります。
副院長の小川(女医)は日本皮膚科学会認定皮膚科専門医であると同時に、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医(皮膚科領域)でもあります。
また日本形成外科学会の会員で日本臨床皮膚外科学会専門医も取得しており、もちろん各種の手術を含め皮膚外科領域の技術も持っています。形成外科手術は研修医時代から著名な形成外科の名医たちに直接指導を受けました。
以前は日本レーザー医学会にも所属し、レーザー治療分野でも長い経験があります。また日本美容皮膚科学会、日本香粧品学会、日本皮膚アレルギー接触皮膚炎学会、日本スポーツ医学会など多くの学会にもかつて所属し各種資格を持っていましたが、全ての資格を維持するには学会出席だけでなく論文執筆や研究などに多大なエネルギーを必要とします。論文や学会発表などに力を注ぐより、日々の診療で患者さんのお悩みに精力を集中する方が世のためになると考え、一部資格の更新は中断しました。(開業当時は他院にならって各専門医証書を診察室前に掲示していましたが、現在はやめました。)
現在は皮膚科・アレルギー科の分野に絞って勉強を続け、年に何回も行われる学会の学術集会や講習会にも頻繁に出席して知識を新たにしています。以前は1週間の診療を終えた週末に全国で開かれる学会に参加するため最終の新幹線や飛行機でトンボ帰りの出張する日々でしたが、コロナ禍によりネット上で会議や講習会に参加できるようになったため、最近数年はむしろ参加頻度を増やすことができるようになりました。これだけはコロナ蔓延社会の良い方向への変化かもしれません。
各種の専門書もAmazonなどでほぼ即日入手できるようになり、勉強もしやすくなりました。多方面の知識に裏付けられた総合力は健在です。まず一度診察を受けてみてください。わかりやすい説明と情熱的な診療にハマる患者さんも少なくありません。
ニキビ治療の一例(皮膚科治療と複合レーザー治療の組み合わせ)
いつも車で通り過ぎる道を、ゆっくりと時間をかけて歩いてみてください。今まで目に止まらなかった風景が様々に五感を刺激する事に驚くでしょう。こんなところにこんな建物が、記念碑が、祠や石仏が、あった事に初めて気づくでしょう。
正確な診断から全てが始まります。患部の詳細な観察なしに治療は開始できません。患部を観察し、触って、拡大写真を含め何枚も写真を撮ります。患者さんにもご自身の指で患部を触ってもらったり、その場で写真を見てもらって説明します。この方針はどの病気・症状についても同様です。電話やメールでの診療内容に関するご相談は基本的にお受けしていません。症状を実際に見せて頂き、治療法については診察時に詳しく説明します。医師が患者さんの肌に軟膏を塗りながら塗り方を説明する、tん媚薬や目薬の使い方を直接指導するクリニックは少ないと思います。患者さん自身が治療方針や治療法を理解して日々正しく実践していただかないと、良い結果は出せないと考えています。
大江橋クリニックの診察は長い!初診はもちろん、経過の長い患者さんでもじっくりお話を伺って、もう一度患部を見直して、なぜこの症状が引き起こされたのか、原因の究明にも力を注ぎます。なぜ良くならないのか問題点を洗い出します。使っていた薬、前医の治療と経過、生活習慣や日常使用している化粧品、サプリメントなど、詳細に検討します。当たり前に毎日していることの中に原因が潜んでいることが多いので、人によっては毎回しつこくサプリは?趣味は?ペットは?仕事は?洗顔の仕方は?と色々なことをお聞きします。
少しでも効率的に診療を進めるため、ご自身でも経過をできるだけ詳しくまとめ、予約フォームの問診欄には全てを正確に記入してください。どこの病院でどんな薬を出されたのか、いつからいつまで、何日間塗ったのか、変わらなかったのかよくなったのにぶり返したのか、最初にできたのはどこ?その時痒みはあったのか、等々。思い出せるだけ詳しく書いてください。長い文章は苦にはなりません。
言いたくない、わからない、忘れた…。前医とトラブルになったり信頼できなくなったりした場合は思い出すことも嫌な場合もあるかもしれません。それでもできるだけ詳しく思い出してください。情報が少ないと正しい作戦計画が立てられず、治療効果が得られないことすらあります。詳しいことがわからないままとりあえず、の治療は行わないほうが良いこともあります。
症状は短期間にどんどん変わっていきます。症状の変化の方向性から難病の初期の兆しに気づき専門医に紹介して救命できたり、他の専門医が見逃していた微細な症状を重視して保険適応のない特殊な検査をあえて実施し、得られた結果から重症化を予想してほぼ無症状のうちに大病院に紹介でき、結果的に大事に至らなかった例は少なくありません。最初のうちは数日毎に見せていただき、改善度によって薬を変えていきます。皮膚科の薬の効き目は個人差が大きいのです。みんなが同じ薬で治るわけではありません。あなたにふさわしい組み合わせが見つかるまで通ってください。そんなふうだから、いつも診察では話をいっぱいして写真をたくさん撮ります。よろしくおつきあいください。
他にも様々な治療を行なうことができます。
ケロイドの治療
黒子(ほくろ)の治療
酒皶(しゅさ)の治療
出臍(でべそ)の治療
乳輪乳頭(乳首)の治療
腋窩(腋臭を含む)の治療
様々な疾患の例。ここには挙げていない治療も色々あります。お困りの症状があればまずお問合せください。
経験豊富な形成外科医と皮膚科専門医が協力して、美容的な皮膚の相談に応じています。二人とも様々な経験を積んでいますので、かなり色々なことに対応できます。
大江橋クリニックでは全身麻酔を必要とする大がかりな手術や、特殊な機器や機材を必要とする検査などはできませんが、二人の人脈を生かして、その方にあった医療施設のご紹介もしています。
大江橋クリニックの近所には関西電力病院、住友病院、北野病院など高度な医療を提供できる優れた総合病院があります。形成外科・皮膚科領域だけでなく、様々な科の部長や専門医と交流があり、必要に応じてそれらの病院の適切な診療科をご紹介することができます。
場合によっては眼科、耳鼻科、整形外科、乳腺外科、神経内科、精神科、血管外科、消化器内科などのそれぞれ経験豊富な先生に直接ご紹介することもあります。また二人の母校である京都大学、関西医科大学にご紹介する場合もあります。
皮膚だけでなく毛髪や爪、さらには血管や脂肪組織、時には筋肉や腱なども治療の範疇に入ることがありますが、原則的には皮膚表面から見える部分の美容的なお悩み全般に対応するクリニックという理解をしていただけたらと思います。
大江橋クリニックは主な診療範囲を瞼と耳の美容手術・レーザー治療に絞り、自費診療中心の診療体制となりました。
美容診療で通院されている患者さんに限り保険診療のご相談をお受けします。
詳しくは ▶︎ こちらをご覧ください。
※ 美容レーザー等で定期的に通院している患者さんは、お知らせした最新のパスワードで大江橋クリニック【公式】予約サイトの会員ページが利用できます
パスワードは随時更新します。診察の際に最新のパスワードをお知らせします。
サージカルマスク等の不織布性マスクを適切に着用の上ご来院ください。(❌未着用・❌布マスク・❌ウレタンマスクは不可)
※ 適切なマスクをお持ちでない方は近くのコンビニ等で受診前にお買い求めください。
1)各種感染症の流行は依然続いており危険性や予防法は変わりません。不織布製マスクを適切に着用していない方はクリニック内に入れません。
2)診察や頭頸部等の手術・処置、美容レーザー治療等の際には換気、対人距離の確保に注意を払っています。
3)普段から不織布マスク着用、手の消毒、混雑した飲食店の利用を避ける等、ご自身でもできる限りの予防策をお願いします。
❗️ 症状のある方、濃厚接触の疑いがある方は感染の恐れがなくなるまで受診をお控えください。具体的には予約時の返信メールの指示に従ってください。
コロナウイルス自体の感染力が低下したり感染危険期間が短縮したわけではありません。特に軽症化もしておらず、若年の死亡例も出ています。けっして風邪と同じではありません。また、後遺症(ロングCOVID)に注意が必要です。一旦感染すると他の疾病発症のリスクを高め老化を促進し死亡率を上げるリスクがあります。現状を正しくご理解ください。
渋沢栄一等の新紙幣にも対応しています
大江橋クリニックの自動精算機はクレジットカードその他のキャッシュレス決済には対応していません。十円以上の硬貨と紙幣のみ投入可能で、釣り札は千円札のみです(仕様上5千円札はお返しできません。)あらかじめ現金を多めにご用意ください。
※ 近所のコンビニ等にATMがあります。
保険診療・自費診療とも診療終了後現金でお支払いください。紙幣は1枚ずつ入れてください。5円硬貨、1円硬貨は使えません。同種の硬貨20枚以上のご使用はエラーとなることがあります。
事前精算可能なものについては銀行振込をご利用いただくこともできます(振込先は必要に応じてご案内します。)
政府は現金(紙幣・硬貨)の使用を減らし、キャッシュレス中心の取引を推奨していますが、キャッシュレス取引は売買双方の個人情報が電子的に記録される取引です。政府は電子家計簿の普及や請求書・領収書の電子化などを通じて、国民一人一人の経済活動を個人情報と紐づけて記録し、国家として全ての経済活動を管理する政策を強化しています。キャッシュレス社会は、国民各個人が何を買いいくら消費するかを国家が管理する社会と言えます。NISAなどで預金を証券化するのもそのための施作です。大江橋クリニックは、個人の経済活動はプライバシーとして保護されるべきだと考えており、現金精算が最も安全な取引形態だと考えています。
現在ジェネリック医薬品(後発品)を中心に医薬品全般に入手が非常に困難になってきており、お薬の処方を制限しています。
皮膚科・アレルギー科の治療薬は出荷調整で入手困難なものが少なくありません。継続的な入手に向け努力していますが、前もってご連絡フォーム等で希望をお伺いしていない場合、ご希望に添えない可能性もあります。
大江橋クリニックは院内処方で診察時にお薬をお渡しすることを基本にしていますが、状況により処方箋を発行し最寄りの処方箋薬局をご利用いただく場合があります。一部の薬剤については薬局にも在庫がない場合もあります。ご理解ください。
政府は高価な医薬品(先発品)の使用を減らし医療費抑制を図っていますが、これは医療にかかる予算を削減するには今後国民の医療水準が大幅に下がっても良いという考えに基づいた政策です。先発医薬品が適正価格で売れず開発費用が回収できなくなれば、製薬会社は開発意欲を失い医薬品における医学の進歩は遅れます。海外の優れた医薬品も日本には入ってこなくなります。既に健康保険制度では高い医療水準を維持できなくなっています。皆さんが自分の健康を守るためには、健康保険は最低水準の社会福祉と割り切り、自由診療でより良い医療を求める方向に意識を切り替える必要があります。自費診療は悪徳なぼったくりではなく、適正価格を支払うことで良質な医療を手に入れる機会と捉えていただきたいと思います。
診察室内にカードリーダーが設置してあります。スマホにインストールしたものはまだ使えません。
顔認証つきマイナンバーカードリーダーを用いた診療受付が可能です。マイナンバーカードはスマホに読み込めますが、まだ制度が普及しておらず、保険証として利用できる施設は限られています。
従来の保険証の有効確認も現在のところオンラインで即時行えます。資格確認証も利用できます。
マイナンバーカードまたは保険証/資格確認証は受診ごとに毎回ご用意ください。
❗️カードリーダー(受付機)をご利用の方は受診時に使用方法をご相談ください。
マイナンバーカードは診療の都度ご自身でカードリーダーにセットしてお手続きいただきます。
再診の方(前回と保険証情報に変更のない方)はクリニックで発行したQRコードで受付できます。詳しい使い方は診察時にご説明します。
マイナンバーカードをご利用になる場合、あらかじめ保険証としての利用登録を行なっていただいた方がスムーズです。受付時の新規登録も可能ですがやや時間がかかります。
口唇周囲・口腔粘膜のトラブルのみの診療(口唇のレーザー治療を含む)は行ないません。理由は ▶︎ こちらに記載しています。
通訳付き診療もお断りしています。患者さんご本人のみの対面診療を日本語で行います。理由は上のリンク先に記載しています。
※ 当サイトの文章は全て院長個人が執筆し、デザインも自作です
公式サイトについて (サイトリニューアル中です)
一部のページの表示が乱れる可能性があります。
詳しくは上記をご覧ください。
※ サイトの運営方針と著作権などはこちら
略歴:京都大学医学部卒業 京都大学形成外科学教室同門会所属
京都大学医学部附属病院、Marienhospital Stuttgart(ドイツ連邦共和国)、国立療養所千石荘病院、兵庫県立尼崎病院、岸和田市民病院、京都桂病院、城北病院、冨士森形成外科、大城クリニック(順不同)などを経て2007年大江橋クリニックを開院
会員等:日本形成外科学会・日本皮膚科学会・日本耳介再建学会
京都形成外科医会・大阪府医師会
形成外科手術を冨士森良輔先生他・レーザー治療を大城俊雄先生他・皮膚科診療を宮地良樹先生他に師事
眼瞼下垂症手術、耳介形成手術、皮膚レーザー照射療法等を専門領域としている