【 完全予約制 】
ここにあげた写真は、大江橋クリニックで手術した患者さんの術前術後写真の一部です。一般の美容外科のサイトによくある、メニューや料金表の添えられたいわゆるビフォーアフター写真ではなく、瞼の手術によって印象は大きく改善できることを心に留めていただくためにイメージ写真として掲載したものです。それぞれの患者さんが何に悩み、どのような変化を希望し、その希望は叶ったのか、といった説明は必要に応じて他の場所に詳しく書く予定です。
眼瞼下垂の治療や瞼のたるみとり、一重瞼をきれいな二重に、けがの後遺症を改善する、涙袋をさりげなく目立たせたい、目の周りの目立つホクロやできものを傷痕を残さずに取りたい、うまくいかなかった美容手術の修正。様々な目的で瞼の手術は行われます。その人ごとに異なる条件のもと、大江橋クリニックは、できるだけご希望に沿った結果を出そうと頑張っています。
二重になればいい、ぱっちり開けばいい、とおっしゃっていたとしても、実際には多くの方は単に重瞼とか、たるみ取りとか、眼瞼下垂とか、簡単に分類できないさまざまに工夫を要する複雑な症状をお持ちです。例えば前医の手術で過剰に切り取られていない限り、ほとんどの方に数ミリ程度の上眼瞼皮膚のたるみがみられ、瞼のどこを何ミリ切除するかで印象はかなり違ってくるものです。
脂肪の量や位置・筋肉の厚みは、同じ患者さんの左右でかなり異なることがむしろ普通です。眼輪筋や眼窩脂肪・隔膜前脂肪結合織(ROOF)をどの程度切除するのか、脂肪の量や位置を調整するだけに止めるのか、腱膜を何ミリ前転して固定するのか、ミュラー筋まで剥離すべきか、靭帯は切るのか切らないのかなど左右ごとに術中に的確に判断しなければならない場合が多々あります。術中に自由に判断して最善の結果を得るために、大江橋クリニックの手術料は、あえて細かく術式ごとに分けないいわゆるセット価格にしています。
お悩みの原因を探り、その人ごとに最善の手術を計画します。たとえばこの方はくっきりと細い重瞼ラインがご希望でしたが、うっすらと生まれつきの重瞼ラインはあるもののはっきりせず、日によっては消えてしまうそうで、瞼のたるみもあり、そのために眉が上がって眼瞼下垂のような表情になっていました。生まれつきの薄いラインは睫毛の生え際から11ミリの高さにありましたので、そこから下の皮膚と眼輪筋を4ミリ幅で切除し、睫毛側の皮膚を瞼板に留めて二重の幅を固定し、眼瞼挙筋腱膜は角膜(黒目)の露出を少し大きくするため、開きすぎないように少しだけ前転しました。腫れが治ると眉も下がり、ぱっちりと開きやすく瞼のカーブも美しく整いました。(右は術後1年4ヶ月の写真です)
症例としての詳しい解説は、別ページでご案内します。(症例準備中)
現在の「プレミアムパッケージ・眼瞼下垂症手術」に相当する手術となります。
自費診療の料金表
初診料・予約料・血液検査料・術後診察(5回)+抜糸処置料 合計:55,000円
術後の回復を促す美肌レーザー(大江橋マジック相当): 55,000円
を全て含むフルセットは 770,000円(税込)となります。
瞼が重く感じられ、目をぱっちり開くのに少し努力が必要となってきた方向けのコストパフォーマンスの高い手術です。
瞼のたるみとり、眼瞼下垂症手術、脂肪の調整、重瞼幅の調整を全て含んでいます。大江橋クリニックの上眼瞼美容手術の標準です。
厳密な眼瞼下垂症の症状がなくても、加齢により少しずつ眼瞼挙筋の可動域や筋力は衰えてきます。今まで何気なく立ち上がっていたのに、いつの間にか「よいしょ」と声を出して立ち上がったり、正座がしにくくなったりするのと同じです。眉を上げたり目の奥に少し力を入れたりしないと、ぱっちりとした綺麗な表情が保てなくなってきます。
瞼の皮膚も弾力が失われ、つまむと伸びていることがわかります。脂肪は位置が変わったのか、眉の下が不自然に凹んだり、逆に目頭の近くに柔らかい膨らみが目立ってきます。笑うと目尻に皺がより、少し垂れ気味に下がってきたようです。
こうした症状は40代くらいから徐々に現れてきますが、アトピーや花粉症、アレルギーなどで瞼を擦ったりつまんだりする習慣がある方の場合はもっと早くから目立ってくることもあります。
こうした場合、単純に眉下切開を含むたるみ取り手術や眼瞼下垂症手術を受けただけでは細かい不満は解消されません。結局オプションをつけたり複数回の手術を受ける結果になります。大江橋クリニックではこれを1回で劇的に改善する方法であると思っています。
大江橋クリニックは、瞼から様々な症状を取り除き、ぱっちりと魅力的な目力のある表情を取り戻すための総合的な手術をご提案します。
1. 瞼の手術(特に眼瞼下垂症手術)を20年以上手がけてきた院長が瞼の症状を詳しく拝見します。
2. 皮膚科・アレルギー科専門医の副院長が、目元だけでなく顔全体・全身の皮膚の状態を診断します。
3. 皮膚のたるみを計測し、目頭から目尻にかけての切除量や自然な重瞼ラインを設定します。
4. 手術日までに皮膚の状態を整え、皮膚炎や赤みを抑える治療を行なって、手術時の出血を少なくします。
5. 当日は瞼の構造を熟知した院長が皮膚・皮下・筋肉・脂肪を丁寧に扱い細かく止血して「腫れない眼瞼下垂症手術」を行います。
皮膚切除や眼窩脂肪・隔膜前脂肪性結合織(ROOF)の処理、瞼のあき加減の調整などを時間をかけてしっかり行います。
6. 翌日までしっかりとしたテープ固定をして術後の腫れを防止します。
7. 症状に合わせた内服薬を含む術後療法で抜糸までのトラブルを防止します。
8. 抜糸後に予想される腫れや癒着を防ぐために、可能であればレーザー治療などを受けていただきます。
一連の治療に要する費用は、全て手術費用(パッケージ)に含まれ、オプションで皮膚切除や脂肪切除などの治療費が加算され積み上がることはありません。
上記は診察料・検査料・予約料等を含めた総額の税込表示になります。
瞼の美容手術の手術料は、細かい術式の違いにこだわらず、上眼瞼の場合は概ね税抜60万円としています。他に初診料、検査料、予約料、術後の再診療、処置料などが必要ですが、順調に経過すれば総額で上記金額に収まります。手術料は通常事前の銀行振り込みとなります。
再発や修正などの再手術も初回手術と同額です。下眼瞼の場合は手術料本体を税抜50万円としています。
ただし他院の術後トラブルをお引き受けする場合、修正手術料は税抜70万円〜80万円になります。(他院での手術回数などご相談内容によります。)
瞼の手術は通常両側を同日に行いますが、もし片側のみ行うとすれば、手術料は概ね両側の2/3程度にしています。詳しくは上記のリンクから自費料金表を参照してください。
できものの切除や傷跡など、症状によって大きく難易度が異なるものについては、ご相談の上減額・増額することもあります。
※ 皮膚科やアレルギー科の治療を同時に行う場合や、術後経過によって必要なお薬が増えた場合、レーザー治療を併用する場合などは、別に費用負担が発生します。保険診療可能な分については保険を適用することもあります。
目は顔の印象を決定づける重要なポイントですが、重瞼や瞼のたるみとり手術をすれば問題が全てが解決することはなく、あくまで瞼の手術はトータルな美容治療の一環であり一つのステップでにすぎないと思います。
例えば下瞼のたるみ、クマが気になるというご相談は多いですが、それではとたるみ取り手術や脂肪切除を勧めたのでは本当の解決にはなりません。患者さんの本当の悩みは「若々しい溌剌とした表情の喪失」であることが多いのです。顔全体の皮膚の衰え、表情筋の弛み、上眼瞼の落ち窪み、笑いの少ない目元などの総合的な結果として下眼瞼が弛んでくるので、顔全体の肌の引き締めを図り、上眼瞼をきれいに整え、目の周りの皮膚トラブルが落ち着いてから改めて、本当に下眼瞼の手術が必要なのか改善方法を再検討するべきなのです。
多くの場合、患者さん自身には自分の気になるパーツの一部分しか目に入っておらず、下瞼が気になる人は頬や上瞼がたるんでいることに気付いていないか、それは後回しで良いと思っています。しかし、顔の中で瞼の果たす役割は家に例えれば窓や玄関に相当します。柱が傾いていたり屋根が傷んでいる家で窓だけ修理しても快適には暮らせません。私たちは診察を通してそうした気づきを喚起し、正しい順番で土台からきちんと立て直しを図ることを提案しています。
大江橋クリニックでは、瞼の美容手術を細かく分類せずに、大きく「上眼瞼」「下眼瞼」「できものの切除と再建」「傷跡や左右差の修正」「他院術後の修正」のように分けて、それぞれをまとめて解説しています。
上眼瞼の美容手術
大江橋クリニックでは瞼の形を手術によって改善しようという時、まず顔全体の中でのその人の目、瞼がどのような状態にあるか、何から手をつけるべきかを患者さんとじっくりご相談することにしています。
その上で上眼瞼の手術をご提案させていただく場合、多くは「重瞼切開法」「瞼のたるみ取り」「眼瞼下垂症手術」を合わせたような手術になります。多くの方に適応があり、適切に行えばほとんどすべての方に何がしかの表情の改善が得られます。
重瞼ラインで皮膚のたるみを切り取るとともに眼瞼挙筋腱膜の前転またはタッキング処理を行います。他の美容外科では「眼瞼下垂症手術」として行われているものに近い方法だと思います。
年齢が若く皮膚に弛みがなくて、一重瞼が気になり埋没法などをご希望の場合は、診察の上ご相談に応じます。
ほぼ全ての大人は男女を問わず、瞼の皮膚が弛んでいます。適切な幅で上眼瞼の皮膚を切除することで、目が開きやすくぱっちりとした明るい表情になります。
下眼瞼の皮膚も弛みますが、下眼瞼に対しては皮膚切除ではなくその下の眼輪筋を引き締める方が自然さを保つことができます。脂肪を切除したり、ハムラ法などで眼窩脂肪を傷つけると、その場は改善したように見えても1〜二年後に不自然さが顕在化してくる恐れがあります。
詳しくは下記の特集ページをご覧ください。
下眼瞼の美容手術
下眼瞼の手術は「涙袋」の作成やクマの改善を目指す手術です。一般には、「脱脂術」などといって眼窩脂肪を切除することが多く、最近ではハムラ法などが流行していますが、そうした手術は気軽にするべきではないと考えています。大江橋クリニックでは、まず上眼瞼の手術を行なっても十分な改善が得られない場合に限り追加的に行うことが多く、脂肪は取らず皮膚と筋肉を引き締める方法を多く用います。手術時間は長くダウンタイムも生じますが、若返り効果は大きくなります。
下眼瞼除皺術と同様の切開から、ずり落ちた瞼板前眼輪筋を引き上げて固定する手術です。
皺とり術を行なうと涙袋がなくなってしまうなどという人がいますが、それは皮膚を引き上げる際に単純に組織を切除してしまうからです。
瞼板前眼輪筋は加齢とともに緩んで徐々に下に移動しますので、引き締めながら重ね合わせて固定する必要があります。
効果がありますが、皮下出血は必発で、ある程度のダウンタイムを覚悟する必要があります。
下の症例(上段:術前 下段:6日目抜糸時)は遠方のため患者さんの都合に合わせて通常より1日早い6日目に抜糸した時のものです。まだはっきりと下眼瞼に黄色い内出血の跡が広がっています。
生まれつき涙袋がなく、他院美容外科で脂肪注入も受けたがまだって改善しなかったとのことで、異物や人工物ではなく自分の筋肉で涙袋を作りたいと希望して受診されました。
下眼瞼の縁を切って皮膚を剥離し、下にずり落ちていた眼輪筋の瞼板前部を引き上げて瞼板の固定する操作を行いました。皮膚と筋肉の間を剥離するため、皮下出血は剥がした皮膚の全面に広がり、2週間ほどかかって徐々に引いていきます。
下記のページに移動しました。眼瞼黄色腫については独立したページを作ったのでそちらをご覧ください。
眼瞼周辺の腫瘍摘出と再建
眼瞼黄色腫の治療
大江橋クリニックは、開院以来自然で美しい仕上がりを目指す眼瞼下垂症手術を診療の柱の一つとして積極的に行なってきました。以下は簡単な説明です。別に特集ページを設けたので、詳しく知りたい方はそちらも参照してください。
眼瞼下垂症手術 ↑ [症例1] よりの引用
なんとなく瞼が重い、目を見開こうとすると眉が上がってしまう、上の方が見えにくい、遠くを見ようとすると顎が上がってしまう、首や肩が疲れる、写真を撮られる時いつもシャッターチャンスが悪い、左右の眉の高さが違ってきた、疲れているわけでもないのに眠そうと言われる、眼科の検査の時瞼を持ち上げられる、ウィンクがうまくできない、などの自覚症状がある方は、眼瞼下垂症かもしれません。
眼瞼下垂=瞼が下がる、と簡単に説明される事が多いのですが、眼瞼下垂と呼ばれる症状には、瞼を持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋やミュラー筋)の異常で起こる「眼瞼下垂症」という病気と、筋肉に異常はないが皮膚のたるみや神経の病気が原因だったり、眼瞼挙筋以外の様々な目や瞼に関係する筋肉の病気であったり、様々な場合があり、正確に診断をつけるのは結構難しい事が多いのです。
正しい診断をつけずに、あるいは目がぱっちりする手術だからと安易に考えて「眼瞼下垂症手術」を受けると、期待していたような結果とは程遠い仕上がりとなり、場合によっては修正するために様々な手術を何回も受けなければならなくなることもあります。手術前の診察はとても大切です。眼科医であっても瞼を専門としていない医師には正しい診断ができないことがあります。
眼瞼下垂症の診断をご希望の方は上記予約サイトにある「予約フォーム」から院長の診察予約を取ってください。初診の診察料は通常5,500円(税込)です。(自費料金表)
眼瞼下垂症かもしれない場合だけでなく、瞼の形や見た目が気になり改善したい場合、まず症状や原因について事前に十分な検討を行い、なるべく正確な診断をつけてから、それぞれの方にふさわしい手術法で治療を行うように努力しています。瞼の形が気になる方は、まず院長の診察をお受けください。
診察の結果眼瞼下垂症ではなかった場合でも、「眼瞼下垂症ではありませんでした」と言って終了するのではなく、患者さんのお悩みの症状ができるだけ改善するような他の手術法を提案したり、手術以外の治療を提案したりしています。
他の相談のついでに、信州大学形成外科で眼瞼下垂の手術を受けたが開きすぎて困っているというご相談があったが、主治医に相談するよう説明して治療をお断りした症例です。
眼科系の先生にありがちな、単に目が開けばいいでしょうといった美容的に不十分な手術、逆に美容外科系の先生に多い、確定診断が不十分なまま一律に不適切な眼瞼下垂症手術を行い結果的に瞼の症状が改善しないというケースは、結局は修正再手術が必要となり患者さんの負担が増します。
大江橋クリニックの手術が最良というつもりはありませんが、万一十分な結果が出なかった場合もその原因を慎重にさぐり、再手術が必要な場合も術式を工夫して、多くの方に手術してよかったといっていただける結果を出しています。
大江橋クリニックで行なっている眼瞼下垂症の手術については、眼瞼下垂の特集ページにまとめてあります。ご参照ください。
眼瞼下垂症について (特集ページ)
※ 実はさまざまな症例を並べようと開院以来の眼瞼下垂症の患者さんの写真を見直しているのですが、この十年くらいを見ても手術がどんどん上手くなっている感じがして、古い症例はどうしても見劣りがすることに気がつきました。その時その時で最善を尽くしてきたのですが、過去の患者さんには申し訳ない思いがします。しかしむしろ、一度では上手くいかなかった症例とか経過が順調ではなかった患者さんに焦点を当てた方が、こうしたページを読んでくださいる患者さんには参考になるかと思い、現在古い手術症例を中心に選定中です。このサイトで解説に取り上げている写真の多くは開業後数年の、今から15年以上前のものです。
睫毛が内側を向いて目に入って痛いいわゆる逆まつげには、1本ないし数本のまつげが、瞼のグレイライン(結膜と皮膚との間にうっすらと見える細い灰色のライン)より内側に生えている場合(睫毛乱生)と、生えている位置は正しいが方向が外側に向かわず黒目(角膜)の方にカーブしてしまう場合(睫毛内反)、更には瞼の構造そのものが内側にまくれ込んで、睫毛がすべて内側を向く、より重症な場合(眼瞼内反)などがあり、すべてを同一の方法で治療する事はできません。
また、上眼瞼の場合と下眼瞼の場合では、病因や重症度などに違いがある事が多く、なかなか一筋縄では行きません。
「逆まつげ」はふつう睫毛内反症と言います。睫毛内反症に対して眼科で行う簡単な手術は、健康保険で受けられます。
手術には2種類の方法があり、ナイロン糸で留める二重の埋没法のような方法と、切開して皮膚の一部を切除する方法とがあります。縫合法は費用は安いものの効果は限定的です。皮膚切開法は習熟した医師が行えばより安定した効果が望めます。
埋没法類似の縫合法の場合、糸をかける位置の都合で中央部分は改善できるのですが目頭側と目尻側の矯正が十分にできません。上眼瞼の場合、所謂蒙古襞の内側や目尻のかぶさりの部分で睫毛が内側を向いている方が多く、埋没法ではここに影響が及ばないためです。したがって通常この方法で済む場合はあまりありません。
この症状が出るのはいわゆる一重瞼(ひとえまぶた)で蒙古襞の緊張が強い方が多いように思います。二重のラインで皮膚を切開し、余分な皮膚と眼輪筋を切除しますが、その際に蒙古襞を形成する靭帯を一部切断して緩めたり、目頭切開のように皮膚を入れ替えたり、睫毛の毛根部分を剥離して動きを良くしたりする必要が出てきます。こうした細かい作業は時間もかかり、保険では全く赤字になるので自費で行うことにしました。
この症状は下眼瞼の眼輪筋の緊張が強く、瞼板の上に乗り上げて睫毛を内側に押すタイプ(若い人、特に子供に多い)と、反対に瞼板を支える靭帯が緩んで内側に倒れ込むタイプ(老人に多い)とに分かれます。
前者は眼輪筋をある程度切除し、特に下方視の際に眼輪筋がずり上がらないように瞼板に固定する必要があり、重瞼切開法の下眼瞼版のような手術になります。
後者は、下眼瞼の瞼板を牽引する靭帯(上眼瞼の眼瞼挙筋に相当)を瞼板から切り離して位置を調整し、内眥靭帯、外眦靭帯の引き締め、瞼板の短縮などを行なって治療します。眼輪筋のボリュームを減らして瞼の前葉と後葉のバランスをとる必要もあり、上眼瞼の眼瞼下垂症手術に似た手術となります。時には軟骨移植などが必要となる場合もあります。
いずれも時間もかかり細かい調整が必要な手術となり、これも相応のコストをいただくべきと考え保険適応をやめました。
(眼瞼下制筋前転法の術式が新たに保険適応となりました。高齢の方などでまぶたの筋肉や靭帯がゆるくなり、下眼瞼全体が内側に倒れてしまう時の手術法です。ただし、これは上記の説明のうち腱膜前転のみを行った場合の術式であり、そのほかの調整を加えた場合は保険適応とするのは難しいと考えます。
二重にする手術と同じであると誤解して、健康保険で二重の手術を受けようと、特に症状がないのに逆まつげだと言って眼科や形成外科を受診される方が稀にあります。
逆まつげの手術は二重の手術と同じように見えますが、手術に当たって注意するポイントが異なるので、必ずしも美容的に満足できるとは限りません。
実際に診察すれば症状がないことはわかるのですが、わかっていても黙って手術を引き受ける医師もいるかもしれません。
しかし身にやましいところがあれば、万一不満足な結果に終わっても文句も言いづらいでしょう。
美容の手術はきちんと美容目的である事をお互いに合意して行なう事が、無用なトラブルを避けるコツだと考えます。
いわゆる兎眼、あかんべえ状態を改善する手術です。他院での美容手術や腫瘍切除などで眼瞼の皮膚が足りなくなった場合は植皮が必要なこともあります。瞼を支える靱帯や腱板がゆるんだ場合は、筋肉の引き締めだけでなく軟骨移植等が必要になることもあります。
編集中
事故や幼い頃のケガの後などで瞼周辺に目立つ傷跡が残った場合、Z形成などの形成外科的工夫や皮弁を用いた再建、皮膚皮下組織の移植などを行なって自然な瞼を作ります。目の形の左右差は多くの場合骨格の差であり、そうした場合は簡単に治すことはできませんが、先天性眼瞼下垂やケガの後、麻痺などで生じた場合は美容的な手術で改善することができます。
まぶたの外傷やできものの切除後、傷跡が残ったり見た目の左右差がはっきりしてしまった場合などもできるだけ綺麗に修復する手術を行なっています。症例はこの下に追加していく予定です。
フロントグラスによる多発外傷の瘢痕の一例。救急で縫合され、傷が塞がったので治療終了となったが、皮下に細かいガラス片が多数残っていました。本人の希望で鼻や頬、額の傷は特に治療せず自然経過に任せ、眉と瞼の傷のみ、皮下に残ったガラスを取り除き再縫合して整えました。左目の腫れは、眉の下に大きなガラス片が残り開瞼を邪魔していました。再建した重瞼は時間が経てば右に揃ってくると思います。眼窩骨折による左頬部の陥凹変形は治療していません。
他の美容外科・形成外科で受けた手術の結果がご希望通りにならず修正を希望される場合は、まず執刀した主治医とご相談してみてください。執刀医の再手術を受けることがためらわれる場合には、一旦セカンドオピニオンとしてご相談をお受けし、大江橋クリニックで修正手術が可能と判断した場合に「修正手術」をお引き受けします。
多くの場合素直に結果が出ない理由があるはずなので、それを探りながらの手術となり、瘢痕に切り込むため出血や腫れも大きくなります。時間をかけて丁寧に処理する必要上手術時間も長くなるため、手術費用は高めに設定しています。ご了承ください。
小さな傷痕や水疱瘡の痕、審美的な悩み(重瞼幅の左右差など)の調整は、美容的なものと見なされるため自費診療となります。
他院重瞼術直後の抜糸や修正は原則的にお断りしています。
編集中
他院術後の修正は、積極的にはお受けしていません。最初に執刀した医師が最後まで責任を持つべきだと考えるからです。できる限りもういちど執刀した医師のところに相談に行くようにお勧めしています。希望通りにならなかった理由が、明らかに医師の技量不足である場合(例えば左右の切開ラインが対称でないなど)には、ご相談の上お引き受けすることもあります。
下の症例:最初の重瞼術失敗後、大江橋クリニック受診までに多くの医療機関を転々とされ、十数回の修正手術、10回近くの脂肪注入や切除、人工物の注入と溶解、真皮脂肪・腱膜・人工物等の移植を受けられていました。いつ何をしたかも順序も覚えていない状態でした。丁寧な問診でできるだけ順を追って行われた操作を推定していきました。
瞼本来の組織は眼輪筋も眼窩脂肪もほとんど切除されて残っておらず、複数回移植したり切除したりを繰り返した移植腱膜や腹部の脂肪、人工注入物と瘢痕の無秩序な塊に置き換わっていました。
かろうじて残っていた眼瞼挙筋の断端を見つけ出して修復し眼瞼下垂症手術を行い、異物を可能な限り切除して二重瞼を作成しました。手術は1回のみです。術後1年目の写真です。残った傷跡の修正を提案しましたが、もうこれでいいとのことでした。
※ 他院術後の修整手術については、可能な限り執刀医からの紹介状(診療情報提供書)をお送りいただいています。廃院や医師の退職、転居などでどうしても前医と連絡が取れない場合は、その旨ご相談ください。
※ 基本的に自費美容手術の扱いになります。手術費用は難易度により税別50万円〜80万円程度となります。
前医に対する不信感等が残るなど、執刀医の診察を受けることが困難な場合は、十分にお話をした上お引き受けすることがあります。
原則的に他院手術の修正・左右差の調整などは自費になります。
前医がどのような意図を持って手術を行なったのか、患者さんの希望に添えなかったのは何が原因と考えられるのか、できる限り明らかにする必要があります。通常医師は手術に際して最善を尽くすはずなので、それでもなお意に反する結果が出たからには、何かそうなるべき原因があるはずなのです。
※ 患者さんが知らされている・思い込んでいる手術方法と、実際に行われた手術法が全く違っていたり、医師しか知り得ない特殊な事情があったりすることもあります。
こうしたことがあるので、大江橋クリニックでは他の医療機関で手術した患者さんには、手術した医療機関、できれば執刀医から直接の紹介状をお願いしています。
編集中
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