予防医療も皮膚科治療であると考えています
先進医療はどんどん高度化されているにもかかわらず、形成外科・皮膚科領域に限らず、厚生労働省が認可する「保険適応」の枠はあまり広がってはいません。
むしろ、新しい治療法は制限し、今まで保険で可能であった治療もOTC薬に変えて保険を外そうとしています。
ですが、インターネットで多くの情報がもたらされるようになり、皆さんの治療に対するご希望のバーは上がる一方です。
「病気になった時に治療すればよい。」という従来の医療から、「未然に防ぐ」という予防医療が多く支持されるようになりました。
私たち大江橋クリニックは、自費治療は保険適応治療の延長線上にあるあなたのご希望を叶えるツールであると考えます。
その希望はコスメティックな部分にも及ぶことがあります。
たとえば、歯科には自費治療が以前から行なわれていました。自転車で転倒して前歯を折ったとしましょう。前歯を治療するのに、保険でまかなうことは可能ですが、見た目までは十分にカバーしてくれません。
一目で義歯と分かるプラスチックや金属の歯をいれるなら、コストは安くおさまります。しかし義歯と見分けにくい自然な色のセラミック歯にしようと思えば、それなりの金額を要します。
厚生労働省が保険適応としていない希望をかなえるには自由診療(自費治療)という手段を取ることも可能です。事実、美容的な不具合を自費で治療することは、自分で選び自分で費用を負担する「選定療養」として認められています。
(ただし、明文規定はありませんが、一つの病気を保険と自費の両方を併用して治療することは禁じられています。)
予防医療は保険診療の範囲外です
身体は資本です。そして見た目(外見)は社会的なパワーの一つです。
私たちは身体のメンテナンスにもっとコストをかけるべきです。
皮膚科領域でいえば、トラブルを防ぐ肌をつくることは、海外では以前から一般的に自然に行われていたことですが、 今の日本では、肌を良好に保つ方法は「美容皮膚科」という言葉でしか表すことができません。
海外ではもっと身近で、だれもが自然に手に取ることができるツールが様々あるにもかかわらず、 ほんの10年ほど前の日本では保険適応外という言葉が手に取りにくくしていたようです。
人間ドックなど、病気を未然に防ぐ予防治療が広まり、誰もが気軽に検診を受けるようになりましたが、皮膚の予防治療はようやく普及し始めたばかりのようです。
海外では、適齢期の娘に母親が産婦人科を紹介し、なにかあればすぐに受診できるよう準備を怠らないように、一家でかかりつけの美容皮膚科を持つことも自然にひろまってきています。
大江橋クリニックは、皮膚の分野で幅広くこうした予防治療もお受けしたいと思っています。
アトピー性皮膚炎やニキビ・肌荒れの後に残るしつこい顔の赤みなども、皮膚病とまではいえないトラブルの一つです。
アンチエイジングは言葉通り、老化を予防するという意味で美容皮膚科の専門分野の一つです。
実際に塗り薬をぬったり内服したりするだけでなく、本当は正しいスキンケアがとても大事であることは、皆さんもうご存じでしょう。
それが美容皮膚科の本当の役割です。
大江橋クリニックではトラブルを起こしにくい皮膚をつくることにも重きをおいてレーザー治療などを積極的に行っています。
医学的根拠のある治療を厳選して、さまざまなご希望に幅広く対応できるように提供する。
これがいつも私が心がけていることです。
詳しくは、美容皮膚科のページをご覧下さい。