AGAとは

AGA(エージーエー)とは、AndroGenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態で、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、 どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。

イメージ写真:新緑

→ AGA参考サイト

AGAイメージ

一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
AGA(エージーエー)は皮膚内で毛髪を作り出す「毛包(もうほう)」が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまい、ゆっくりと抜け毛・薄毛が進行していきます。ただし、うぶ毛は残っています。
毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。

母方の親戚に薄毛の男性はいますか?

必ずしも一般に広く認められているわけではありませんが、X染色体上にある男性ホルモン受容体遺伝子が脱毛に関連しており、このため薄毛は母方の祖父や祖母から遺伝すると考えられています。

しかしそれだけではなく、常染色体の遺伝子の関連も知られていて、父方の脱毛が息子の脱毛に関連することもあるようです。
男性ホルモンの影響が大きいため、体毛が濃かったり眉毛や髭の濃い方に多いようです。

プロペシア

皮膚科学会のガイドライン

薄毛治療には民間療法を始め様々な種類がありますが、日本国内でほとんど全ての人に確実に効果があると認められているのは、ミノキシジル(商品名リアップ)の外用と、フィナステリド(商品名プロペシア)およびその類似薬デュタステリドの内服の2つのみです。

そのほかの治療も効果がないわけではありませんが、個人差や状況により効果が認められない事もあり、推奨度Aになっていません。

リアップ購入については薬局等でご相談ください。大江橋クリニックでは扱っていません。

プロペシアについては診察を受けていただいた方に処方することができます。

現在、男性の薄毛治療の切り札ともいえる「プロペシア」は医療機関のみで処方できますが、健康保険の対象ではなく自費診療となります。
大江橋クリニックでは初診時に頭皮の診察を行い、他の原因があればそちらを優先して皮膚科専門医が治療します。

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プロペシアの処方に際しては、副作用や効果について院長が詳細にご説明しています。
受診ごとに頭皮の状態を診察し、記録を取り、回復を阻害する要因がないかなどご相談しています。

他にも有望な第二世代の内服薬が開発されていますが、現在のところ副作用報告等の観点から一般にお勧めできる状況ではないと考え、大江橋クリニックでは扱っていません。

また、ご希望があれば内服治療に加えて他の治療を組み合わせることもできます。

初診料 5,000円 再診料 2,000円

プロペシア 28日分〜90日分 10,000円〜30,000円

(プロペシアには0.2mg錠と1mg錠があります。違いについては診察時に詳しくご説明いたします)

自費診療の料金表

東和薬品製造のジェネリック(プロペシアの後発薬 商品名フィナステリド)を取り扱っております。
ジェネリック医薬品の効果については諸説ありますが、この薬剤に関しては吸収特性や薬効から考えて、先発薬とはさほど差がないものと思い採用しました。

フィナステリド1mg錠(トーワ) 30日分〜90日分 5,000円〜15,000円

AGAのその他の治療法

髪の成長を左右する因子については様々な研究が進められており、ほかの人体のパーツと同様、単純なものではなく数多くの因子が影響を及ぼすものと考えられています。

その中で、理論として受け入れられやすくターゲットの受容体が特定されているものとして、フィナステリドを始めとするDHT(ジヒドロテストステロン)の合成阻害薬があります。
DHTは皮脂腺を刺激して皮脂を過剰に分泌させることで男性型脱毛を誘発すると言われています

アメリカ食品医薬品局 (FDA) が認めた男性型脱毛症に有効な薬は、このプロペシアと、同じ酵素を阻害するデュタステリド、ミノキシジル(日本では外用剤としてのみ承認)のみです。

これ以外の治療法は主に頭皮環境を改善する目的のものが多く、日本において多く見られる生え際の後退にはあまり効果がないと言われています。

実験室レベルで効果があるのではないかと考えられているものはたくさんあり、特に上で述べたDHTを抑制する物質は期待されているが、実際に使用して効果があったとするものは少なく、個人差も大きいようです。

ノコギリヤシ、コーヒー、カボチャの種、一部の抗真菌薬(水虫薬)、亜鉛などが実際に治療に用いられていますが、中には試験管内と人体では逆の働きをすると言われるものもあり、帰って脱毛を促進する場合もあるようなので注意が必要です。

5-α還元酵素阻害剤としては、フィナステリドの作用しない1型5-α還元酵素も阻害するデュタステリドが開発され、臨床試験では効果の発現も早く増毛効果も強いとして期待されています。

しかしデュタステリドにはプロペシアでは少ないとされていた副作用が比較的多いという欠点があり、特に男性ホルモンの阻害作用による精子の現象など、壮年男性にとってはより問題が多い事象も報告されています。このため製品化も遅れ、いまだにプロペシアに置き換えてしまって良いほどの信頼性が得られていません。

このため大江橋クリニックでは今のところプロペシア(およびそのジェネリック)以外を扱う予定はありません。

女性の場合には「女性の男性型脱毛症」(Female AGA, FAGA)と呼ばれる状態があり、生え際のラインはあまり変わらずに頭頂部・前頭部を中心に頭部全体の毛髪が細くなる場合が知られています。原因については諸説あり、いずれにしても男性専用の治療薬であるプロペシアは女性には使えないため、リアップなどの外用が治療の中心となります。

女性用の内服薬が様々な形で市場に出ていますが、結局のところ各種のビタミン剤や微量元素を組み合わせたサプリメントに過ぎないとも言え、現時点では決定打に乏しいと言えます。