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口唇と鼻
〜 Lips and Nose 〜


大江橋クリニックでは唇や鼻のできものの切除や傷跡の治療等も行なっています。
症状によって健康保険が適用できるものもありますが、見た目の改善を目的とする手術は、ほとんどの場合保険適応外です。
局所麻酔が可能な範囲であれば美容的な治療も標準的な費用で手術が可能です。
→ 自費手術 には薬代、麻酔費用なども含まれています。
傷跡が気になる方は一度ご相談ください。

鼻・鼻唇溝(ほうれい線)

大江橋クリニックでは、他院術後の傷跡修正、大きなほくろ等の切除、外傷やさまざまな原因による変形などを治療する一環として鼻の治療も行いますが、通常鼻の美容手術はお引き受けしていません。治療費の設定も暫定的なもので、特別な事情以外では行わないと思います。従って、この項の記述は多分に理念的なもので、実際的な意味合いはありません。
鼻の手術を行わないのは、単純に「経験が少ない」からです。他に鼻の手術の上手な医師はたくさんいるので、あえて手を出さなくてもいいのかなと思っています。

シリコンインプラント(プロテーゼ)を用いた隆鼻術は今のところ行っておりません。従って標準的な費用設定はしておりません。
人工物の挿入によるトラブル等で抜去が必要な場合等は、必要であれば真皮を用いた再建や軟骨移植等で対応いたしますが、原則的には他の医療機関をご紹介することになると思います。当クリニックでお引き受けする場合は方法により個別にご相談となります。

隆鼻術後の瘢痕治療 220,000〜385,000円程度 (手術的な方法の場合)

鼻の穴を小さくする手術のことで、通常「小鼻縮小」と呼ばれるものです。
通常は鼻翼の一番外側を切開して縫い縮めますが、鼻の形により別の方法をとった方がよいこともあります。
縮小すると鼻尖の形と不釣り合いになったり、鼻の穴の形の変化により息苦しさを覚える方もいますので、事前に十分相談する必要があります。

この手術を傷跡を目立たせずに成功させるのは意外に難しく、多かれ少なかれ鼻翼には切開瘢痕が残ります。医師の技術にもよりますが、体質的な要因が大きいと思っています。残った目立つ傷跡をきれいに消すのは非常に困難です。
大江橋クリニックでは他院で行われた傷跡の修正手術は積極的には行っておりません。レーザー治療等で改善できる可能性がありますので、治療法のご相談等には応じます。

鼻翼形成術の瘢痕治療 220,000〜275,000円程度 (手術的な方法の場合)

手術は現在積極的には行っておらず、手術費用は暫定的なものです。レーザー治療等は数万円から可能ですが、長期に渡り複数回の治療が必要となることが多いため、実際にお引き受けする場合は個別にご相談することになります。

鼻先を細く尖らせたり、丸みの程度を変えたりする手術です。
元の鼻の形にもよるので、どのような手術が向いているかは患者さんごとに異なります。
多くの美容外科で通常行われている手術は、鼻の穴の中を切開し、左右の鼻翼軟骨を糸で結び合わせるもののようです。この作業で鼻先が上に向くことがあり、鼻尖を下げるためなどのために耳介軟骨を切り取って移植する方法がよく採用されます。
なお、切開せず糸で縛るだけの手術もあるようですが、簡便な方法では長期的な効果はのぞめないのではないかと思います。

耳介軟骨移植術といえば、大江橋クリニックでは耳の形を変える手術のことを指すのですが、一般には耳介軟骨(主に耳甲介の軟骨)を丸く採取して鼻尖に移植することを指すらしく検索すると大量に出てきます。この際に耳の変形をきたすことがあり、その修正依頼がよくあります。

幼い顔立ちで鼻が小さい場合は、軟骨も未発達なことがあるので、本来ならば鼻中隔をずらすなど少し大掛かりな手術をした方が良いと思いますが、全身麻酔が必要なこともあり本格的に行う所は少ないと思われます。もちろん場合により肋軟骨移植等が向いている場合もあります。こうした手術は大江橋クリニックでは行えません。
鼻翼軟骨がしっかりあって、左右に開いていたり鼻の穴も比較的大きい場合にはオープンメソッドで鼻柱を切開して鼻翼軟骨に上手に切り目を入れ、間の結合組織を少し切除してから鼻中隔軟骨を挟み込むように糸で縫い合わせるときれいな形にできることがあります。
ただ理屈の上の話なので、偉そうなことは言わないようにしようと思っています。何らかの事情でお引き受けする場合を除き、基本的にはこの手術は行なっていません。

鼻尖形成術修正 220,000円〜275,000円程度 (標準的な方法の場合)

現在積極的には行っておらず、費用は暫定的なものです。実際にお引き受けする場合は個別にご相談することになります。

当院の院長は、ドイツ留学中に師事したのが当時鼻の形成手術の世界的権威であったW.Gubisch教授だったので、実は鼻尖形成術を含め鼻の形成手術は非常にたくさん経験したのですが、主に全身麻酔で入院手術として行なっていたのと、残念なことに日本人の鼻翼の軟骨はドイツ人ほど大きくも硬くもないので、日本に帰って全く同じ方法で手術できる患者さんは非常に少なかったのです。
また私の習った鼻の手術は術中・術後に色々と特殊な器具や材料が必要となるのですが、少ない症例のためにわざわざ準備するのも大変なので、移転した際に処分してしまいました。というわけで大江橋クリニックでは基本的に鼻の手術は行いません。

ケガなどによる鼻の傷跡は、非常にきれいに治る人もありますが、凸凹が目立つことも多く、修正方法も結果も人それぞれで個人差が大きいようです。

骨格の左右差によるものは、歯の矯正や顎の骨の手術などが必要となることが多く、専門の医療機関でないと治療が難しいと思います。