【 完全予約制 】予約の取り方 ▶︎

【指と爪の治療に関するお問い合わせについて】

指と爪のトラブルを対象とした診療は現在行っていません 巻き爪、足および爪水虫、湿疹や手荒れなどの皮膚科的治療、足の裏、指と爪のできもの(イボ、タコ等を含む)の処置等は大江橋クリニックでは行いませんのでお住まいの近くの外科や皮膚科等でご相談ください。

手足、指と爪の治療についての基本的な姿勢
〜 Hand, Foot and Nails 〜

どこでも受けられる処置は行わないことにしました

大江橋クリニックでは以前は液体窒素によるイボの治療や水虫の診療、手の湿疹や爪の異常などの診療も出来るだけお断りしないでお引き受けしてきましたが、特に専門的技術を要するものではなく、通常の皮膚科等で行っている診療と大差ないため、わざわざ大江橋クリニックで手間と時間をかけて行う必然性はないと考えるようになりました。
大江橋クリニックの診療時間は限られていますので、貴重な時間は当クリニックでしかできない診療に振り向け、一般的な疾患は他のクリニックでお引き受けいただいた方が良いと思っています。
以前治療していた方もほぼ通院終了されており、今後はお近くの皮膚科でご相談されることをお勧めします。
当クリニックが目指している美容診療に差し支えるのでここに告知します。上記疾患に関しては他院の受診をご検討ください。

現在通院中の患者さんのご相談には応じます…

※ 総合的な美容治療の一環として手足のレーザー治療や指の治療も併せて行う場合はあります。

定期的に通院されている患者さんのお悩みに対し「手足の治療を除外する」という意味ではありません。大江橋クリニックの美容(美肌)レーザー治療は、総合的にあなたの美的水準を上げることを目的としています。

このページのここから下には、過去に行なった手足の治療の症例等を例示します。いずれも一般的な治療法であり、技術的特殊性はなくお近くの他院でも同じように治療できるとご理解いただきたいと思います。

指と爪の治療の概略

軽症のものと、感染を繰り返し大きな肉芽ができたもの、捲き方が強く爪の中央が浮き上がったりチューブ状になったもの、爪が肥厚して左右に湾曲したものなどの重症な場合とは治療法が異なります。
長時間歩いたり、急に長距離を走ったりなどの原因で、爪の角が指の皮膚に食い込んだだけの場合は、食い込んだ部分の爪を切除するだけで治ることがあります。(爪甲除去術 局所麻酔が必要ことがあります)

爪の変形が進んでいる場合、手術で食い込んだ爪の爪母の部分まで確実に除去する(陥入爪手術 簡単なもの)だけでなく、フェノールで爪の外側の基部を腐食させる方法(陥入爪手術 複雑なもの)などが行われます。

肉芽が大きく成長したものは、切除したり液体窒素による凍結で取り除くこともあります。慢性化したものはこうした処置を何度かくり返して行なう場合もあります。再発する場合は手術で切除した方が確実です。

手術を行わない方が良いという医師も増えて来ました

最近は様々なワイヤーによる矯正治療が流行しています。熟練した医師が適応を選んで適切に行えば再発を防ぐ効果もあると思われます。
しかしさまざまなフットケアサロン等でも行われている簡便な治療は一時的な改善にとどまり根治的な効果は期待できないのではないかと思っています。(あくまで個人的な見解です。)
ワイヤーは費用も高く、費用対効果に疑問があるような製品も出回っています。ワイヤー治療を受ける際には、十分な説明を受けることをお勧めします。

高度な巻き爪は、一度爪を抜いて爪の床に当たる骨を平らに形成する方法で、正常に近い形に戻せる可能性があります。
この方法は骨を削るため、足の親指の場合しばらく痛みがあり歩きづらい期間が2週間程度続きます。
入院で行う手術ですが、最近は足治療の学会もでき専門医も増加して来たので、そうした医療機関で相談しても良いかと思われます。

いずれの方法でも、きちんと治療すれば永続的な効果を得ることができます。

軽症であれば、皮膚科的、整形外科的な方法(テーピングや装具など)で改善することもできます。巻き爪が発生する原理をよく理解していただき、歩き方に応じた、足にきちんとフィットする靴を選ぶ事が大切です。靴の選び方や再発防止などに関しては、足治療の専門医だけでなくシューフィッターなど靴の専門家の説明を受けることも大切です。

指先に刺などが刺さったり、さかむけを無理にむしったりして、爪の周囲に感染を生じたものです。
通常赤く腫れ、爪の際の一部に黄色い膿点が見える事が多く、強い拍動痛があります。
繰り返し慢性化した場合、赤い肉芽ができたり、爪の周囲が深くえぐれ、爪が変形したりはがれてくる場合もあります。

通常最初に膿の溜まっている部分を切開し、排膿して生理食塩水などで洗浄します。(皮膚切開術 局所麻酔が必要なこともあります。)これだけで疼痛は劇的に改善します。

爪の変形が進んでいる場合や慢性化した場合は、手術で爪の一部を除去したり、フェノールで爪の外側の基部を腐食させる方法が行われることもあります。

皮膚だけの拘縮にとどまる軽症のものと、腱や靭帯の拘縮を伴う重症な場合とは治療法が異なります。
Z形成術、植皮術、皮弁形成術、腱延長術などを用いる場合もあります。

顕微鏡下で行なうものや、複数指など長時間に及び全身麻酔が必要な場合、しかるべき専門施設を受診する必要があります。
大江橋クリニックの近くでは、関西電力病院が技術的にも優れていると思います。重症・複雑な場合は滋賀県の大津赤十字病院が全国レベルでもかなり高度な技術を有していると考えます。もちろん他にも治療できる施設はたくさんあると思います。

やけどの後遺症などで肥厚性瘢痕やケロイドを伴う場合、術後長期の固定と引き続きリハビリが必要となる場合もあります。
手術を受ければすぐに治るというものではなく、完治するまでには年単位の時間がかかることをご理解ください。

その他の疾患

<編集中>

ハサミとピンセットによるくりぬき

黒変した爪を爪下血腫と診断した例