注射針でピアス穴を開けてアクセサリーピアスをつけた場合、ピアス皮膚炎になる可能性は、31.5%にも昇るとされています。
約3人に1人はピアストラブルになるという計算に成ります。
では、ピアストラブルを引き起こしにくい方法を説明します。
まず、医療機関で、耳の厚さを測ってもらってください。
欧米では、幼少期にピアスをあけますので、ファーストピアスの軸の長さは6ミリに設定されています。
なので、一般に普及していうファーストピアスは、6ミリをスタンダードとして売り出されていること多いです。
日本では、大人になってからピアスをあける人が多いので、6ミリでは足りないことが多いです。
★耳の厚さはどれくらい?
日本で、ピアスをあけた人のデーターです。
<6ミリ 23.1%<7ミリ49.7%、8ミリ以上が12%
但し、耳の柔らかさ、耳たぶが前に出っ張っている方などで変わってきます。
確かにスタンダードサイズの方がデザイン性の高い物がおおいですので、注意深く見てもらいましょう。
迷ったときには、日本人は耳の厚さが欧米人より分厚い人がおおいので、軸の長さが9ミリのロングタイプを選ぶとトラブルが少ないでしょう。
これも大事!位置決め
★耳は左右差があることに気をつけて!
耳は付き方、大きさが左右で違う方が多いです。
なので、大江橋クリニックは、位置のマーキングをしてから、
全身鏡、座ったとき、立ったとき、など鏡で良く観察してもらっています。1階の全面全身鏡と手鏡の両方で確認してもらっています。
注意することは、あなたのフェイスラインに合っているかということ、
他人が正面から顔を見ることは少なく、かつ横顔のラインに合わないピアス位置はあなたを魅力的に演出しません。
ピアスがあなたの顔を引き立てる位置を良く選びましょう。
他人に相談することが一番です。大江橋クリニックでは、位置のご相談に一番時間をかけています。
★キャッチが合わせ鏡でみても見えない位置についているようにあけましょう。
キャッチが他人からモロ見えではちょっと興ざめです。キャッチ位置も十分に医師に確認してもらってあけましょう。
★姿勢良く座ってあけてもらいましょう。
猫背や顔の位置が傾いていてはキレイにあけることはできません。
姿勢を先生にチェックしてもらってください。
★ピアス孔の方向をきっちり左右対称になるようにあけてもらいましょう
ピアス孔の向きが左右差が出ている方は、フープやリングを通したときに揺れ方が変わってきてしまいます。万一、他院でピアス孔の方向が違って開けられてしまったら、大江橋クリニックではピアス孔ふさぎもしています。孔がふさがってしまったら、また新たにピアッシングをすることもできますし、ピアス孔ふさぎと同時にピアス孔を手術でつくることもできます。院長先生にご相談ください。
耳の軟骨部分Yトラガス部分にピアスをあける場合は、ふつうのピアスができることもありますが、ガードルが必要なことも有ります。
耳の穴のつきぐあい等によって、変わってきます。
先生に相談してください。
★ボディピアス
ボディピアッサーを使ってあける方が、ニードル(針)よりも安全でトラブルが少ないです。
おへそは特にトラブルが起こると処置に時間がかかるところです。おへそは赤ちゃんのときに、おかあさんとあなたをつないでいた血管の名残です。トラブルになるとおなかの中に炎症が波及することがありますので、トラブルが起こらないよう細心の注意が必要です。
★金属アレルギーがあるかどうか検査をしたほうがいいですか?
金属アレルギーとを心配されて受診される方の多くが、ピアスの装着の仕方に問題があります。
金属アレルギーの可能性が有る場合は、パッチテストをお勧めしていますが、それ以外は積極的にお勧めしていません。
金属アレルギーは、金属を使っているうちにある日突然発症するとされています。
よって、パッチテストが将来的に金属アレルギーにならないと保証する物ではありません。
要するに、今日金属アレルギーではなくても、明日突然金属アレルギーになるかもしれないということです。
加えて、パッチテストすることによって、金属アレルギーに成る方もあります。
また、金属アレルギーのテストで、色素沈着が残ってなかなか治らない方もありますので、
安易にお勧めはしていません。
本当に必要かどうか医師に確認してください。
以上ピアッシングの時の注意を説明しました。