〒530−0047 大阪市北区西天満1−2−5
大阪JAビル 1階

googleお問い合わせは診療時間中にお願いいたします

大阪市北区医師会tel06-6365-3500

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大江橋クリニック移転開院当時(2013年6月)/Google Map 航空写真 (マウスオーバー/タップで切り替え)

診察の受け方 〜初めて診察を受ける方 必読〜

患者さんにお願いしたいこと

  1. 保険証(または身分証明証)をお持ちください
  2. インターネットやお電話での予約はできません
  3. ご相談の部位はお化粧を落としてきてください
  4. ご相談の内容ごとに問診票をお書きください
  5. 成人は一人で、未成年者は保護者同伴で診察します
  6. 写真で治療部位の記録を残すことにご同意ください
  7. 初診から長期処方はできません
  8. 初診当日の手術やレーザー治療はできません
  9. 診察の順番は受付順ではありません
  10. 他院やエステのトラブルは紹介状が必要です

初診は予約不要(不可)です・お待たせすることがあります

電話予約等一切不要。まずは初診受付時間内に受付までおいでください。

※ 再診の方は受付時間が違います。→ 診療時間のページをご覧ください

初診受付時間

診 察 時 間 日・祝
10:00〜12:00 - - -
16:00〜18:00 - -

上記の受付時間内にご本人が直接おいで下さい。
遅れた場合は原則として受付できません。

※ 水曜日午前(手術日)は診察受付を行ないません。土日祝日は原則休診です。

※ 保険証をお持ちでない場合は、代わりとなる身分証明書をご提示いただきます。

ご呈示がない場合は、その日の診療は全額自費負担となります。
後日お持ちいただいても返金には応じられません。

2回目以降も毎回必ず健康保険証を受付にご呈示ください。月1回ではありません。

※ 詳しくは → 保険証の提示について

ご相談内容ごとに問診票を1枚ずつお書きいただきます。
いつから症状が出たかはできるだけ詳しくお書き下さい。
問診票をお書きいただいてからカルテを作成しますので、お時間に余裕を持ってお越し下さい。

※ 詳しくは → 問診票について

ご相談の部位が直接見えるようにお顔の相談の場合は必ずお化粧を落としてください。体の場合はその部位が直接見えるようにご準備ください。

写真や画像では診察できません。今の症状を必ずその場で診察します。

※ 塗り薬などはできるだけ塗らずに、できれば洗いおとして受診して下さい。

受付では紹介状をお持ちであることをお伝え(お示し)ください。
封筒は診察室で医師に直接お渡し下さい。

※ 受付では開封しません。

同じ症状で他院治療中の方、別の病気であっても入院中の方は、保険の規約上「紹介状」がないと保険での診療をお引き受けできない場合もあります。

1回しか行ってないという方は、前のクリニックで治療中になっています!
(転帰=治療終了 手続きがなされていません)

※ 詳しくは → 他のクリニックの治療を中断して当クリニックを受診される場合

初診の方はお待たせします。受付の順番どおりではありません。
再診や予約の方が優先となります。

カルテができると保険証をお返しします。
お電話やご用事で外出される方は、受付に声をかけてください。

もっと詳しく

Q&A
Q and A(1):できるだけ待ちたくない
平日は仕事で行けないのですが
通える時間帯に診察している医療機関をご利用ください。
治療は1回で完了するものではなく、何度も通院いただきながら改善を目指す長距離走です。大江橋クリニックは原則として平日のみの診療です。悪しからずご了承ください。
前もって予約したい
初診の方(および保険診療の再診の方)のご予約は承っていません。
当クリニックに続けて通院している方が優先となり、その合間に初診の方を診察しています。
できるだけ1時間以内程度でお呼びできるように診療順は工夫していますが、状況により長時間お待たせすることがあります。
順番だけ取っておきたい
混雑状況を見ながら診察順を医師が判断しています。
待合室の椅子ににおかけになっている方をお呼びしますので、待合室においでにならない場合は順番が後回しになってしまいます。
待ち時間の目安は
混雑状況は日によって様々です。午前中や午後の早めの時間帯は比較的スムーズにご案内できます。
一般の会社の終業時以降は混み合うことが多くお待たせします。1時間以上お待ちいただくことがあります。受付時間内においでいただければ、その日の診療時間を過ぎても診療はいたします。
どうしても受付時間に間に合わない
初診受付時間を過ぎた場合は、その日の診察をお受けできません。
問診票をお書きいただいてカルテの登録だけをすませておくことはできます。その場合、次回のご案内が若干スムーズになります。(初診受付時間は延長できません)
Q&A
Q and A(2):いくらかかりますか
初診料の目安は?
通常の保険診療の場合、3割負担で初診料がおよそ850円ほどです。検査や処置がなくご相談のみであれば、初診料のみとなります。
ご相談が複数の場合や、皮膚科と形成外科の診察室で別々に診察を受けた場合は、50%ほど高くなります。
薬や検査の費用はどれくらい?
検査の種類や処方薬によって大きく異なりますが、通常であれば数千円の範囲に収まります。
切開処置など手術に準ずる処置を当日行った場合や、特殊な検査を行った場合はやや高額になることもありますが、通常事前にご相談します。
美容相談は自費になるのか
診察の目的が美容のみ(しみシワタルミなど)であれば、自費初診料(税抜5,000円)を頂戴します。
保険のきかない治療法を当日に行なった場合、初診料も治療費も自費になります。
当日はご相談のみで一旦考えてこられる場合は、初診は保険診察とし、再診から自費に切り替えることもあります。
保険手術を予約する場合
初診時に保険の手術予約をされる場合、通常は血液検査料と予約料(自費税別2,000円)をいただきますので、初診料と合わせて5,500円ほどのお支払いになります。
美容や自費の手術予約は
血液検査料、予約料とも自費(税別10,000円)となるため、初診料と合わせて25,000円(税別)をお支払いいただきます。
自費のお支払いに限り、VISA、Masterなどのクレジットカードがご利用になれます(JCB不可)。
Q&A
Q and A(3):保険証がない
保険証を忘れた
保険診療は保険証を確認してからの開始になります。
お持ちでない場合は全額自費負担となります。保険と自費では診療体系が異なるので治療費は保険診療の10割(3割負担の3倍程度)とは限りません。緊急でなければ保険証をお持ちの時にご来院ください。
退職などで保険証がない
退職の翌日から国民健康保険、就職した日から健康保険の被保険者になっています。保険証の発行元に問い合わせ、市町村や会社などから、保険の記号番号と発行者の証明印(会社の社印など)のある保険資格証明書を発行してもらってください。
口頭やメモ等ではお受けできません。実際に保険証が届くまで、有効な証明書をご提示ください。
保険に入っていない
すべての日本国民は、なんらかの健康保険に加入することが法律で義務付けられており、会社などにお勤めでなければ通常はお住いの自治体の国民健康保険に加入義務があります。
短期滞在外国人等で保険に加入できない場合や、ご自分の意思で保険を使わずに治療を受けたい場合は自費の診療を受けることができます。
自費診療分を後から保険適応に戻すことはできませんのでご注意ください。
次に持ってくるから返金してほしい
保険診療は保険証提示があった時のみ行えます。クレジットカードや定期券のようなものとお考えください。後日の返金は当クリニックではできません。保険証の発行元にご相談ください。
美容なのに保険証が必要か
身分確認のほか、診療内容によって保険適用が可能な場合もあるため、ご提示をお願いいたします。
偽名や犯罪を防ぐため、保険証以外の身分証をご提示いただく場合もあります。コピーや他人名義の保険証はお使いになれません。
Q&A
Q and A(4):他の医者に行ったが治らなかった
一度他の医者に行って薬をもらっただけ
前医で診療を開始して、治癒(治療終了)していないのですから、前医で治療中(診療契約を結んだまま)ということになります。その状態で他の医者にかかることは重複診療(二重契約)といい、保険では診療できません。医者を代わる(転医)には紹介状が必要です。
いつもの医者が今日は休みなので来た
通常は次の診療日にそこに行くべきです。
症状があるのに薬がなくなった、などの場合、緊急避難的に診察して薬を出すことは認められますが、通常は1日分程度です。(事情を考慮しても2〜3日分が限度)次は元の医者に戻って通院してください。
前の医者が信頼できない
セカンドオピニオンが必要ならば、その医師に事情を話しセカンドオピニオン用の紹介状を書いてもらってください。
前医の診療方針が妥当かどうか判断します。通常はセカンドオピニオンは自費です。
問題なければ元の医師に戻るようお話しすることになります。
前医とケンカした
本来すべきことではないので困ったことですが、医者も患者も人間同士ですから、信頼関係が結べないこともあるでしょう。ひとまず謝罪の上他医者に当てた紹介状を書いてもらうよう頼めば、よほどの場合以外拒否はしないはずです。
引っ越して通えなくなった
紹介状を前もって依頼しておくべきですが、今から書いてもらうことが難しければ、当クリニックから前医に診療内容の問い合わせをすることもできます。前医の診察券、お薬手帳などをお持ちいただけると助かります。
Q&A
Q and A(5):他のエステや美容外科で失敗された
エステで脱毛したら手脚がかぶれた
施術を受けたエステに相談し、そこから関連医療機関を紹介してもらってください。施術が症状の原因であることが確実なら、治療費の相談もエステでしてください。業務上のトラブルに健康保険は使えません。
エステで施術できるか診断して欲しい
エステによって施術内容は様々ですので可否の判断はできません。
自己責任で受けてください。
美容手術を失敗された
まず執刀医に相談してください。再手術やリカバリーは執刀医の判断に従ってください。できれば執刀した医師から上級医を紹介してもらってください。
執刀医からの診療情報提供があれば、前医の診療が妥当かどうか判断します。通常はセカンドオピニオンは自費です。
問題なければ元の医師に戻るようお話しすることになります。
失敗されたと思うので診断書が欲しい
まず執刀医と相談してください。トラブルになってしまった場合、当クリニックでは紛争の介入はしません。損害賠償につながる診断や証言はお断りしています。一般的には公的医療機関で診断を受けることをお勧めしています。

形成外科の受診方法 ~ Plastic Surgery ~

初診はお待たせします。再診患者の合間に診察しています。
緊急の処置や縫合には対応できないことが多いので、お急ぎの方は大きな病院の救急外来を受診してください。

  → 救急安心センターおおさか
     電話#7119または06-6582-7119をご利用ください。

※ 外来でお待ちいただける程度の「軽度の」やけどやケガであれば、
  通常通り初診受付を行なってお待ちください。

入院の必要な手術、全身麻酔の手術は行なっていません。
局所麻酔で対応可能なのは、最低限小学校中学年以上です。
(男子は小学校高学年以上でないと無理だと思います。)

また、傷跡などをきれいに治すには、患者本人の努力が欠かせません。行動制限やテーピングなど、継続的に我慢して続けられる年齢でないと手術の効果は出にくいものです。

※ 中学生くらいで、本人の強い治療意欲があれば手術は可能です。

治療法が決まったら、治療日時を予約していただきます。
手術の場合は通常、1ヶ月程度先になります。
(小範囲のレーザー治療など、時間に余裕があれば当日できるものもあります。)

手術日は、原則として月曜〜木曜日の午後(13時〜13時半頃開始)、または水曜の午前(10時開始)のみです。翌日には必ず診察時間内に術後診察を受けていただきます。(それまで患部を濡らせません。入浴も原則としてできません。)

上記の曜日であっても、休日前、特に連休前の手術は、術後の管理上お受けできない事があります。年末、お盆、ゴールデンウィークなどの長期連休前も、手術はお受けしません。

※ 術後指定日に通院できない方の手術はお断りします。遠方の方も例外はありません。
抜糸や術後処置を他の施設に依頼することはありません。術後処置も含めて手術の一環であり、結果に大きく影響すると考えています。

レーザー治療は原則として平日の診察時間内に予約制で行なっています。

※ 美容レーザーなど保険診療外の治療は、
  診察時間外に予約で行うこともあります。

通常、予約時に予約料をお支払いただくと共に、患部の写真撮影、術前血液検査、同意書の作成を行います。同意書に署名していただいて予約成立となります。

※ レーザーなど一部、電話で予約できる場合があります。
  診察時にお伝えしています。

2箇所以上の手術を同時に行うと、一方の手術に保険適応が認められないことがあるため、通常1日に2つの手術を同時に受けていただくことはできません。

※ 多発性のできものなどを一度に数カ所摘出するような場合は除きます。

術後の診察は、受診日をお約束しますが予約していただく必要はありません。
診察時間内においでください。

※ 予約料をお支払いただくと予約できますが、通常術後診察は
  予約がなくてもなるべくお待たせしないように配慮しています。

手術は抜糸で終わりではなく、糸を抜いてから数ヶ月間の管理がとても大切です。
長期間のテーピングや内服が必要となることもあります。

※ 通常1ヶ月、3ヶ月、半年目には診察が必要です。
  経過によっては毎月診せていただくこともあり、
  しばらく頻回においでいただくこともあります。

記憶より記録、なるべく正確に記録することで、術前の計画や術後管理に役立てています。
術後予想外の経過をたどることもあり、その際にも正確な記録が早期の修正につながります。

※ 個人情報を特定できない処理をして、
  患者さんへの情報提供のために使用させていただく場合があります。

原則的に健康保険を適用します

健康保険の制約

健康保険の制約に関するいくつかのご注意

最近特に、医療費削減の名目で保険診療に制限が多くなってきました。
必要と考えて行なった処置なども、不必要であるとして後日、保険者(支払い側)から支払いを拒否される事もあります。また、実際に行なった処置や手術を、別の手術名に変更して減額修正される事もあります。
実際に行なった手術の費用を、別の高額な手術を行なった事にして請求する事は、「付け替え請求」と呼ばれ悪質な不正請求とされて処罰されます。これは当然の事ですが、それとは逆に安い手術に付け替えて手術費用を削減する事は支払い側の常套手段となっています。保険者は実際に手術に立ち会ったわけでもなく、病名のみから判断して「こんな難しい手術をやった筈がない」などとして機械的に減額してきます。
支払いを拒否された場合、それは当クリニックの損失となるだけでなく、支払い側にとっては「不正請求」と見なされ、今後の保険診療に支障を来します。

また、例えば、同時に2つ以上の手術を行なった場合、その一つに対してしか費用が支払われない場合や、同一の治療を繰り返したときに2回目以降の保険適用が認められない場合など、特に理由が明記されていないのに保険適用が認められない場合が多々あります。
 今まで患者さんの利便性を考えて、同日に腫瘍を2つ摘出してそれぞれ保険請求したり、実際には片方しか費用請求が認められない可能性があっても、拒否されれば損失となることを承知でいくつかの治療法を組み合わせたりしてきましたが、最近は「症状詳記」(コメント)を書いても必要性を認めて貰えないケースが増えましたので、やむなく今後は支払い側のいう通り、1日に行える手術は1カ所のみという「原則」に則って治療を行なって行かざるを得ない状況となりました。

 患者さんにはご不便をおかけする事になりますが、保険制度の破綻に伴う制約という事で、ご了承をお願いいたします。
また今後は、実際に行った手術の種類や費用についても、保険者側が後日変更・減額してきた場合、保険適応を取り下げ、健康保険から自費診療への変更をお願いすることもあり得ますので、ご協力をお願いいたします。

診療報酬はマスコミで喧伝しているように全額が医師の技術料や収入ではありません。そのほとんどは薬代や材料費として医療関連の会社への支払いに充てられ(しかも医療機関が最終消費者として、本来患者さんが支払うべき消費税を肩代わりして支払わされています)、実際に医療機関の利益となる金額は収入の数%にすぎません。
従って、保険者側の支払い拒否は医療機関の存続を危うくするものです。保険診療には様々な制約があり、その制約の中で患者さんの利益が最大になるように、各医療機関は努力を続けています。

健康保険の原則

健康保険の原則は、全国どこでも同じ値段で同じ治療が受けられる事です。
ですから保険診療には「最先端の治療」や「特殊な治療」は含めてはいけない事になっています。

ここから出てくる解釈として、「どこの医療機関にかかっても保険診療である限り治療結果は同じであるべき」と考えられるので、保険診療では医師の技量による値段の差は認められません。良くいわれる事ですが研修医でも教授でも手術料は同じなのです。ですから遠方の名医をわざわざ受診する「必要は認められず」、よい医師にかかりたいからとあちこち尋ね歩く行為はドクターショッピングとして禁止されます。
言い換えるならば、他人よりよい治療を受けたい、という願望は「保険診療では許されない」のです。

保険診療は「現物給付」という考え方で、あなたの加入している健康保険組合があなたに「治療法とそれに用いる手術や薬など」をセットにして支給するものです(医療の現物給付、であって医療費の補助ではないことに注意してください)。医療機関はその「代理店」に過ぎません。保険が利かない、とは、あなたの保険者があなたにその医療を支給しないという意味です。

あなたが窓口で支払っている医療費の「一部負担金3割」とは、保険者(保険組合)があなたから徴収している費用で、医療機関は保険者の代理店として、取り扱い手数料なしでかわりに収納し保険者に納めます。一方、保険者から医療機関へ支払われる「診療報酬」とは、医療機関が保険者に代わって患者さんに「医療を現物給付」したことに対する経費と手数料です。実際には、これらを相殺して、保険者から医療機関へは、「一部負担金3割」を差し引いた、診療報酬の7割分が支払われます。
すなわち、本来ならば(現在窓口で支払っている自己負担金が、本来の徴収者である保険者に直接支払われるならば)、保険者(保険組合)は保険料でまかないきれない医療費をあなた(患者さん)から徴収して、医療機関に患者さんを(無料で)治療させ、その経費を医療機関に支払う、という流れになります。患者さんは医療機関には治療をしてもらうだけで、支払は患者さんの属する保険組合にしているのです。

以下に、患者さんが知っておくべき保険診療の原則をいくつか示します。

  • 保険証の提示がなければ、保険診療を行なってはならない
    (後日お持ちになった場合の払い戻しは医療機関独自のサービスです)
  • 同じ病気に対して、保険と保険外の治療を併用してはならない(混合診療の禁止:特例あり)
    (保険外を併用する場合は全額自費になります)
  • 同じ病気に対して、同時に2カ所の保険医療機関を受診してはならない
    (どちらか1カ所の診療費は自費になることがあります)
    ※ セカンドオピニオンは原則的に自費となります
  • 病名に対して認められた治療しかしてはならない。特殊な治療法は行なってはならない。
  • 直接診察をしないで薬を処方したり診断書を書いたりしてはならない

健康保険の適用にならない?いくつかの事例

傷跡だが「瘢痕拘縮ではない」場合

けがや手術の傷跡が残り、きれいにならない場合、その傷跡が「瘢痕拘縮」を伴っていれば、健康保険の対象となり、保険の治療が受けられます。
しかし、「瘢痕拘縮」ではない場合、傷跡治しは自費になります。

拘縮を伴うとは、傷が引き攣れているという事で、具体的には「運動制限を伴うもの」すなわち関節が動きにくいなどの場合をさします。
ですから顔の場合、瞼や口などのように動く部位では傷によって運動制限があると認められれば保険適用が認められますが、額や鼻などのように本来動かない場所だと、傷跡が目立ったとしても認められません。同様に、腹部は痛みなどの症状を伴えばおそらく認められますが、背中は認められない可能性が高くなります。

耳の変形の中で保険適応とならない場合

外傷などの結果軟骨が変形した場合は個人的には保険適用すべきだとは思いますが、明確な基準は示されていません。柔道耳など激しいスポーツの結果生じた場合には、自己責任の範疇であるともいえます。ピアスの穴が縦に裂けた場合も、原因がピアスを付けた事にあると考えれば、自己責任といえるかもしれません。この辺りは適用が難しいと思われます。
ピアス部に生じたケロイドや腫瘍は、ピアスが原因かもしれませんができものですので病気といってよいでしょう。しかし、耳にできた腫瘍であるのに「耳介腫瘍」とは認めてもらえません。また、切り取ったあと大きな変形が予想されても「耳介形成手術」の適応は認められません。欠損を近くの皮膚を移動させて塞ぐ「皮弁手術」は認められるようです。

立ち耳は、先天的なものですが社会的文化的に許容されている限りにおいて「病気」とは見なされません。しかし、折れ耳や埋没耳は(特にそれが左右非対称の場合は)奇形と見なされるでしょう。但し、耳介形成手術が適用できる病名は「耳輪埋没症」すなわち埋没耳しか具体的に示されていません。小耳症は「小耳症手術」の適用が明記されています。
どれくらい左右差があれば、また耳の大きさが何センチならば、変形の程度がどれくらいならば認められるかは決まりがありません。

瞼のタルミが「眼瞼下垂」ではない場合

加齢とともに瞼の皮膚は徐々に伸び、たるんで睫毛の上に被さるようになってきます。
これは眼瞼下垂でしょうか。眼瞼下垂は、眼瞼挙筋の働きが低下して起こるものをさすのが本来ですが、加齢による場合は筋肉の働きは損なわれていません。ただ、腱膜が瞼板から離れて上方に変移していることが明らかな場合「腱膜性」眼瞼下垂として扱うのは許されるでしょう。

眼瞼下垂手術は、挙筋前転法または吊上げ法で行なうのが普通ですが、「その他の術式」という項目もあるため、皮膚切除などが保険適用できないわけではありません。
しかし、角膜がある程度露出しており(黒目の大部分が見えている)眼瞼挙筋の働きが正常な場合は、そもそも眼瞼下垂ではないという考え方もでき、その場合は「老人性皮膚弛緩症」などと名付けて自費でシワとり手術を行なうのが一般的です。先天性のものはそもそも筋肉の働きがないはずとして「前転法」は認めないという考え方もあります。また糸で行なうタッキングや皮膚切除のみの場合は「前転法」を適用する事は難しいと思います。
挙筋前転法には皮膚切除は含まれないとして、皮膚切除は「自費」で別途請求する医療機関がありますが、本来これば「混合診療」にあたり認められないと思われます。ただしタルミ取り手術を「美容」であり、美容は別請求して構わないという考え方もあり、統一された見解はありません。

二重の幅を何ミリと要求される方がいますが、これは完全に美容の範疇となり、保険適応の手術ではご相談に応じるべきではないでしょう。もちろん「自然に」「控えめに」程度のお話であれば、手術結果に影響しない範囲で努力はするべきですが。

エステで脱毛治療を受けてやけどした

いわゆるエステティックサロンなどの施術業者は、脱毛やしみとり、アートメイクなど人体に傷害を与える可能性のある行為を行なう事が禁じられています。違法行為の結果傷を負ったという事であれば、加害者には傷害罪が適用されます。また被害者には損害賠償請求の権利があります。緊急に「第三者行為責任」という方法で保険診療を受ける事も不可能ではありませんが、この場合もし保険治療を受けると、賠償請求権がご本人から保険者に移り、後の処理が非常に困る事があります。(タクシーの人身事故などでは、これを逆手に取って「すぐ保険で診てもらうように」言って被害者本人との賠償交渉を避けようとする場合もありますので、注意が必要です。)
こうした明らかに事件性のある場合だけでなく、例えばマッサージを受けたらクリームにかぶれた、などの場合も、厳密には施術業者に行為責任があると考えられますので、当院では保険診療の扱いをしない事にしています。本当にかぶれが原因かどうかの特定が難しいため、保険診療を行なう事により「当事者」を増やしてしまい、誰が誰にいくら支払うべきかについてもめる場合があるためです。