美容医療の目指すもの
美容医療とはいったい何でしょう?
私たちは、ひとがより美しく、若々しく、生き生きと健やかに過ごすための方法を医学的に提供することだと考えました。
言い換えれば、老化を防ぎ(アンチエイジング)健康を保って、より積極的に社会の中で活動するための、予防医学的アプローチこそが美容医療の本質だといってもよいでしょう。
美容に対するアプローチには様々なものがありますが、中には迷信や俗説や、根拠のないあやふやなものがたくさん混じっています。
私たちはできるだけ医学的な根拠のある治療、信じるに足る治療を提供し、あやふやなもの、理屈を現代医学の言葉で説明できない方法は排除しようと思っています。

医学的根拠のある治療を
大江橋クリニックの美容診療は、ユニークなものに見えても決して奇抜なだけでなく皮膚の生理学・解剖学に即して考え抜かれた治療です。
手術法にしても、レーザー照射にしても、メディカルエステ治療にしても、従来から他のクリニックにはない方法を取り入れてきましたが、それは「他にない」から良いのではなく今までの治療に欠けていたものをいかに補うかを検討した姿なのです。
私たちの姿勢が間違っていなかったことを示すように、最近ではスキンケアレッスンやいろいろな種類のレーザーを重ねて照射する治療法など、以前から私たちが行なってきた方法論を取り入れる医療機関が増えてきました。まねをされることは名誉なことですし、きちんと取り入れていただくことが医学の進歩に繋がるのであれば大歓迎です。
美容治療の「効果」とはなにか
1回で効果のないものは続けても効果がない
効果がない、言い換えれば治療前後で全く変化が見られないものは、治療とは呼べないでしょう。
治療とは、その人の体に何らかの変化をもたらす方法だからです。
ただし、変化の中には、すぐには気づきにくい変化もあります。
(例えば検査データの数値の改善など)
何が変化して、どこが改善したのかを見極めるのも、医療の専門家の大切な仕事です。
「なんとなくきれいになった」・・・という患者さんの「気づき」を医療の言葉で翻訳し、次はどこを改善すればより効果的かを判断するのが医者の役目です。
1回だけですべてを解決する治療法はない
治療による変化には、不可逆的なもの(一度行うと元に戻すことはできないもの)と可逆的なもの(いずれは治療を行う前の状態に戻るもの)とがあります。
厳密に分けることは難しいのですが、例えば手術による方法などはどちらかといえば前者であり、ヒアルロン酸注入などは後者に属します。
しかし、たとえ不可逆的な治療とされるものであっても、一度受ければ終生その効果を保つ、という保証はできません。
人体は絶えず新陳代謝を繰り返し、加齢(エイジング)という変化を続けているからです。