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大阪市北区医師会


インフルエンザ予防接種2022-2023

今冬のインフルエンザワクチン予防接種に関する情報をお伝えするページです。

インフルエンザ予防接種 予約制 1回 5500円(税別) ※ 大人は原則的に1回です

インフルエンザワクチンの予防接種を
快適に受けていただけるように

インフルエンザは風邪とは違う病気です

インフルエンザと風邪のちがい

インフルエンザにかかると、急激に38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、咽頭痛、鼻汁、咳など比較的強い症状がでます。
日頃健康に過ごしている人のほとんどは1週間ほどでなおりますが、 赤ちゃん、ご高齢の方、他に治療中の病気がある方など一部の方は気管支炎、肺炎などを併発し、重症化するとまれに死に至ることもあります。

ふつうの風邪と違い、一旦流行し始めると短期で大勢の人が罹患してしまうことが特徴です。
ほとんどの方が過去の感染やワクチン接種によって、インフルエンザウイルスに対してある程度の基礎免疫を持っています。
現在のインフルエンザは、過去に流行った新型インフルエンザの変異を重ねた子孫です。

風邪が重症化したものがインフルエンザと混同される方がおおいですが、風邪とインフルエンザは原因となるウイルスが異なるため、全く別の疾患です。
風邪は、ライノウイルスやコロナウイルスなどが原因となることが多く、 主に咽頭痛、鼻汁、咳などの症状が中心で、全身症状はインフルエンザに比べて少ないとされています。

新型コロナウイルス感染との関連

インフルエンザウイルスはコロナウイルスとは違う病原体なので、別個に、あるいは同時に感染することがあります。
コロナウイルスと同時に、あるいは引き続いて感染した場合、重症化したり、あるいは通常とは異なる症状や後遺症が発生する場合があります。

インフルエンザは通常回復すれば後遺症を残すことは稀ですが、混合感染には注意が必要です。
ほとんどの方が過去の感染やワクチン接種によって、インフルエンザウイルスに対してある程度の基礎免疫を持っています。
現在のインフルエンザは、過去に流行った新型インフルエンザの変異を重ねた子孫です。

変異株に対しては十分な免疫を持っていないことが多く、また免疫は時間の経過とともに低下していきますので、予防接種は毎年必要になります。

インフルエンザウイルス
    Wikipediaより引用

インフルエンザの予防方法

インフルエンザワクチンの接種が最も有効です

インフルエンザの予防の基本は、流行前にワクチン接種を受けることです。
インフルエンザは家族にも職場でも感染するため、早めの予防が必要です。
欧米ではインフルエンザの予防接種を受ける事は一般的となっており、日本でも年々ワクチン接種率が増えつつあります。

ワクチンを接種しても効果が出るのに時間がかかります

ワクチンを接種する時期はいつがよいか、というご相談をよくうけます。
気温が低く空気が乾燥すると、のどが乾燥し、のどの粘膜のウイルス防御機能が低下するため、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。ですから日本国内では、主に冬にインフルエンザの流行シーズンを迎えます。
医師会の速報によりますと、11月上旬から中旬にかけ流行することもあります。

インフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは、だいたいの目安として、接種してから(小児の場合は2回目の接種後)2週間から5ヶ月程度とされています。
昨シーズンにインフルエンザにかかった方や、予防接種を受けた方でも、時間が経つにつれてインフルエンザに対する抗体価が低下して来ます。
ワクチンの接種を希望される方はお早めにご相談ください。

日常生活でも注意が必要です

日常生活の注意事項としては、お疲れや寝不足など体調がおもわしくない方は、インフルエンザにかかってしまうと重症化しやすくなるため、人混みへの外出はなるべく控えがほうが良いと思われます。
インフルエンザは、インフルエンザにかかっている人の咳、くしゃみ、つばなどと一緒に放出されたウイルスが、鼻やのどに入って感染します。一般的に、セキやくしゃみによる飛沫感染の目安は2メートルとされています。
また、ウイルスが付着した場所を触った手などを介してインフルエンザに感染することもあります。うがいや手洗いを徹底する事は、インフルエンザにも風邪の予防にも奨励されています。
その他、あらかじめ加湿器などで適度な湿度を保ったり、バランスよく食事と栄養をとることも大切です。

インフルエンザは伝染病です

万一、かかってしまった場合は、インフルエンザは、学校保健法で「解熱した後2日を経過するまで」学校を休むようにと定められています。
ですが例外として「医師が伝染のおそれがないと認めたときはこの限りではない」とされています。
職場復帰については、法で決まった規則や取り決めはありませんが、インフルエンザウイルスに感染しすると、発症してから3~7日間はウイルスを排出するとされています。
この期間は他人にうつしてしまう可能性がありますが、排泄されるウイルス量と期間の長さにはかなりの個人差があります。
抗インフルエンザ薬を飲んだとしても、発熱期間はだいたい1~2日間短縮し、ウイルス排泄量も減少するとされていますが、感染期間については短縮されるとは限らないとされています。
インフルエンザは体力を消耗する疾患ですので、ご自身もできる限り体力が回復してからの復帰が望ましいでしょう。
咳など症状が続いている場合には、マスクをするなど周囲への配慮をし、他人への感染を踏まえた上での考慮が必要となります。

インフルエンザワクチンの接種回数と接種量

6ヶ月以上3歳未満は0.25mLを皮下に、
3歳以上13歳未満は0.5mLを皮下に、
およそ2〜4週間の間隔をおいて2回注射する。

13歳以上のものについては0.5mLを皮下に、
1回またはおよそ1〜4週間の間隔を置いて2回注射する。

1歳未満の方は、接種を行っても十分な免疫をつけることが困難とされています。 有益性とリスクを考慮したうえで、強く接種を希望される場合は、ご相談ください。
基礎疾患を有する方で、著しく免疫反応が抑制されている場合などは、医師の判断により、2回接種となることがあります。

接種費用

大江橋クリニックでは 1回 5500円です。(税別)

予約方法 

予約フォームで予約できます。診察券番号が必要となりますので、お渡ししたQRコードをご参照ください。(スマートフォンで患者IDを読み取れます)
初めての方もお気軽にご相談ください。

☆ 淀屋橋近辺の企業や団体にお勤めの方は、「インフルエンザワクチン予防注射代金」を会社が負担してくれる場合がありますが、あらかじめ社内の手続きが必要になることもあります。
個人でインフルエンザワクチン予防接種を受けようと希望される方も、まずは会社の診療所や看護師さんに問い合わせてみてください。

証明書、手帳、書類に当院での記載、証明が必要な方はあらかじめご相談下さい。
書類の再発行はしていませんので、お気をつけて保管下さい。

企業や団体の診療所の先生方にお知らせ

団体様には、特に事前にご連絡をお願いしています。
インフルエンザワクチン予防接種専用問診票は、毎年おいで下さる企業様、団体様の診療所にはあらかじめスタッフがお持ちしています。厚生労働省の配布する様式に従うため、去年の問診票はおつかいいただけません。
毎年、お出でくださる企業様、団体様分のインフルエンザワクチンは、あらかじめ取り置くようにしていますが、 例年、インフルエンザ死亡例、学級閉鎖、海外のインフルエンザ発生情報が報道された日は、接種希望者大幅に増えます。
なるべくお早めにご予約ください。

海外赴任中の方で、一時帰国されている方の予防接種もお受けしています。
流行時期でない期間も対応できる場合があります。ご相談ください。

インフルエンザワクチンの接種を控えるべき方

  • 明らかな発熱がある方
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  • 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方
  • 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態であると医師に、判断された方

インフルエンザワクチン接種を受ける際の注意事項

次のいずれかに該当する方は、健康状態や体質等を医師にその旨を必ずご相談下さい。

  • 心臓病、呼吸器の病気(気管支喘息を含む。)、腎臓病、肝臓病、血液の病気、発育障害等の基礎疾患を有する方
  • 予防接種を受けた後に、2日以内に発熱、発しん、じん麻疹などのアレルギー症状を疑う異常がみられた方
  • 今までにけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がおられる方
  • ワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもので皮膚に発しんがで出たり、体に異常をきたすなどのアレルギー反応を起こすおそれがある方
 

現在妊娠中の方

日本で使用されているインフルエンザワクチンは、生ワクチンではありません。
よって、妊婦に対して特別に重篤な副作用は起こらないと考えられ、 一般に妊娠中の全ての時期において接種可能であるとされています。
妊娠中、あるいは妊娠の可能性のある方は、あらかじめご相談ください。

インフルエンザワクチン接種のメリットとデメリット

メリット: 感染しにくくなり、かかっても重症化を防ぎます

現在日本国内で使用されているインフルエンザワクチンは、インフルエンザ感染の防止を保証するものではありませんが、インフルエンザにかかった際の重症化を防ぎ、死亡率を減らす一定の効果があります。

デメリット: ごくまれに副反応が起こり、死に至ることもあります

ごくまれに強く副反応を引き起こし、死亡したり後遺症を残すなどのデメリットをもたらすことがあります。
たとえ百万人に一人の副作用だとしても、どなたにとってもワクチンは100パーセント安全な物ではありません。
また、見過ごしがちですがとても大事な事として、今まで大丈夫だったからといって、今回も大丈夫であるという保証はありません。

インフルエンザワクチンの接種は、多くの人にはメリットをもたらしてくれますが、非常にまれではあるものの、残念ながらデメリットが生じてしまう方もあります。
そのために、大江橋クリニックでは、インフルエンザワクチンの接種にあたり、あらかじめメリットとデメリットをお話してからお受けいただいています。
受けられる皆様おひとりおひとりが、そのメリットとデメリットをご理解いただいた上で、接種するか否か判断していただくことがとても大事です。
詳しい副反応に関しては、下記のインフルエンザワクチンの副反応についてをご覧ください。

インフルエンザワクチン接種後の注意事項

ワクチン接種の当日は、過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ってください。
一番大切な事は、ワクチン接種後は体調管理をしっかり行うことです。
局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん等の異常な症状を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。
詳しい副反応の説明は、インフルエンザワクチンの副反応の項に記します。

インフルエンザワクチンの副反応

局所反応(発赤、腫脹、疼痛等)
全身反応(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、嘔吐、蕁麻疹、血管炎等)

がありますが、多くは通常2-3日で消失します。

そのほか、ショック、アナフィラキシー様症状、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群、皮膚粘膜症候群等も重大な副反応 としてまれに報告されます。
局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん、ぜんそく等の異常を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

☆インフルエンザワクチン予防接種後、30分間は、院内でお過ごし下さい。

健康被害救済制度について

平成21年12月4日から、ワクチンを適正に使用したにもかかわらず発生した副作用により、健康被害が生じた場合は、治療にかかった医療費などを給付する「健康被害救済制度」が始まっています。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による医薬品副作用被害救済制度または生物由来製品感染等被害救済制度の対象となります。
救済制度の内容については、

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)
にご照会ください。

大江橋クリニックで使用しているインフルエンザワクチン

大江橋クリニックでは、国産メーカーによる、健康被害救済制度を受けられるインフルエンザワクチンを使用しています。
経鼻インフルエンザ生ワクチン(フルミスト/Flumist)、肌に貼ったり、舌下に入れるインフルエンザワクチンは今のところ、厚生労働省の承認がおりていませんので、これらは健康被害救済の対象になりません。
インフルエンザの問診票にロットナンバーを、患者様予診票に貼り付けて保管しています。
万一、健康被害救済を受けることになった場合は、このロットナンバーが必要になります。
ロットナンバーの控えが必要な方は、あらかじめ受付でお話しください。医師からお渡しいたします。

一人分ずつ密封されたワクチンを使用します

衛生面、安全性の面を重視し、あらかじめ、1人分使用量のインフルエンザワクチンが装填された注射器が、プラスチックケースにシールドされて入った、使い切りのワクチンを採用しています。
いわゆるシリンジ型というものです。バイアル型(瓶入りで注射器に吸い取って使用するもの)は使用していません。
院内に実物のサンプルを置いています。よろしければご覧ください。
患者様の目の前で、箱を開け、プラスチックケースの封印を解いていますので、注射薬の開封日時や使い回しや使用期限のご心配がありません。また、防腐剤が入っておらずより安全にお受けいただけるとされています。
今年度は国産メーカーの、阪大微生物病研究会 田辺三菱製薬会社製品を導入しています。